山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

検察審査会(検審)の鳩山由紀夫が「不起訴相当」、小沢一郎が「起訴相当」の裏読み

2010-04-28 20:56:53 | Weblog
検察審査会(検審)の議決で鳩山首相が「不起訴相当」、小沢幹事長が「起訴相当」となった。
検察調書の検分結果としての総合判断であるわけだが、裏読みのひとつとして、愚かな鳩山(LOOPY)には共謀する能力もない丸投げのバカボンだから(知らなかった)、「不起訴相当」でいいだろう。
一方、狡猾で決して気を許さない一郎のことだから、共謀は確実で「起訴相当」の先に真実あり。と国民感覚(審査会委員)には写ったものだろう。
検察における再捜査は、参議院選挙を挟んだ3ヶ月以内に求められている。
4.27の改正刑事訴訟法・改正刑法の成立・施行(時効廃止など)のひと段落で、懸案の検察最高幹部の人事異動は連休明けにも発表されることだろう。
昨年の政権交代以降、陰に陽に民主党政権の人事権(検事総長の民間登用論)や指揮権発動をチラつかせた圧力が法務・検察当局になされていた。
東京高検検事長の検事総長昇任を前提に、鳩山・小沢両人の捜査に検察当局が慎重になっていたことは否めない。
これで5月にも首脳人事の異動がなされ、検察の捜査判断と決着は次期体制に委ねられることになったと見られる。
そのなかで、小沢の政治資金疑惑の起訴に強い意欲を示していた最高検検事(地検担当)の大鶴基成元特捜部長が東京地検次席検事として、先行して3月1日に移動していることが捜査の新たな進展を予感させる。
4.28のテロ朝(テレビ朝日)の小沢擁護のコメント続出には、いつもながらあきれ果てて見ていた。
大谷昭宏、鳥越俊太郎、落合恵子、森永卓郎、川村晃司の必死の小沢擁護コメントには、(特亜工作かと)見ている方が恥ずかしさを覚えてしまうほどだ。
メディアに見識があるのなら、(8割ほどの)多くの国民から理解を得られない小沢一郎の疑惑に十分な説明を求めるのが先ではないのか。
あらためて「テロASA」の「アサヒる」全開模様を感じ取った。
法治国家の結論として小沢が確実にクロとは言えないかもしれないが、公人としての説明責任は政治家ゆえに大きいはずだ。
それを擁護にはしる赤化コメンテーターは、公然スパイと見なされてもしかたないだろう。
番組進行の台本に目を落としながら語るだけに、テレビ朝日自体の制作意図が反映された組織的偏向放送とみられる。
BPOも内輪の都合良い議論にしないで、検察審査会のようなメディア審査会を立ち上げて国民一般の視聴者目線の意見を取り入れたら健全な報道として評価されるだろうに。
デジタル化を控えて左翼メディアは奈落に向かって突き進んでいるようだ。 
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斎藤茂吉作・1952年の講和祝典歌「日本のあさあけ」

2010-04-28 16:37:50 | Weblog
4.28は58年前の1952年に講和条約が発効した、敗戦後の占領下(6年8ヶ月)からの独立記念日でもある。
この記念すべき講和条約発効を祝した講和祝典歌「日本のあさあけ」が、山形県が誇る歌人斎藤茂吉によって作られている。
前年の秋(1951.11)に文化勲章を受章した茂吉であったが、新宿区大京町の自宅で病に伏せる身の中で、天野貞祐文相の依頼に応えて書き上げたのが、講和祝典歌「日本のあさあけ」であった。
作曲は「海ゆかば」(1937)の作でも知られる信時潔である。
茂吉は翌年の2.25に心臓喘息で亡くなっているので、私的な歌以外では晩年最後の労作であったことであろう。
この講和祝典歌は、(1952)5.3の講和条約発効の独立式典と新憲法施行5周年記念式典の共催として、昭和天皇の詔書を戴いて、皇居前広場で披露された。
事前に朝日新聞が祝典歌の記事を掲載したことで、社会・共産両党などから「言葉の意味が難解だ。復古調である。」などと国会の場で議論(4.3参・文部委員会)にもなった。
そしていわゆる先頃までの「君が代」と同様に、国民に歌うことを強制はしないなどとの言質をたてに、奉祝式典の披露歌としてのみで収束してしまったようだ。
最近になって、講和発効の意義と国家の独立の認識を新たに、(4.28を)主権回復記念日とする国民運動が、ささやかながら展開されてきている。
多くの国民が、茂吉作の講和祝典歌「日本のあさあけ」を理解し、歌えるようになることが、さらなる国民運動の推進につながるものと考える。
また、この4.28こそ、先の大戦で散華された英霊に敬礼し、日本国首相が靖国神社に参拝すべき日ではなかろうかと思う。
講和条約と日米安保条約の調印は1951.9.8~9であるが、この条約締結の承認を得る国会(10.18講和・安保特別委員会)で、吉田首相は「いつまでも外国によって、その安全を守ることは国民のプライドが許さない。国力が許せば、将来は自ら守る力を持つことは当然である」と述べた。
この委員会終了後に、吉田首相は各閣僚・衆参両院議長とともに、戦後初の靖国神社例大祭に赴き、首相として6年ぶりに公式参拝を果たし、英霊に講和の報告を行ったのである。
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「日本創新党」の山田宏・杉並区長には期待したいのだが・・・・

2010-04-28 13:31:04 | Weblog
首長新党として結成が待たれていた「日本創新党」(代表・山田宏杉並区長)の、結党が発表された。
自民党歴が長いブログ子であるが、松下政経塾出身でこれまでの言行から期待したい政治家として、野田佳彦財務副大臣と山田宏杉並区長には注目していたものである。
ともに民主党に所属歴があるが、いまの日本人に最も求められるべき保守の国家観・歴史観を持ち合わせているからである。
かつて会田雄次京大名誉教授が、講演で憂慮していたとする「宗教観・道徳・歴史」を学ばなかった世代が国家の中枢となる現在、鳩山内閣誕生で一気に噴き出したような憂悶の感がする。
会田教授の指摘はGHQの占領政策(敗戦日本の国力解体、日本人の思想改造)に阿た政治家・知識人、重ねてそれを利用して浸透工作に入った社会主義・共産主義勢力に任せるままに、戦後民主主義(赤化工作)の美名のもとに是認してきた60年余の日本人精神の腐敗と堕落を指しているものと思われる。
(対日占領政策基本方針に基づいた)1945.12.15の「神道指令」、12.31の「修身・日本歴史・地理」の授業禁止と教科書の回収指令は、日本人から「宗教観・道徳・歴史」を喪失させる去勢策(隷従化)そのものであろう。
野田財務副大臣は政府側の立場として自由な振る舞いを制限される身であるが、山田区長は中核派(新左翼)の拠点の一つでもある杉並区で、堂々と左翼勢力と対峙してきた10年余の経験と実績がある。
これほどのブレのない保守性観を持ち合わせた政治家は、自民党内にもほとんどいない。
そのうえで財政構造改革もしっかりと進めてきている。 いまこそ求められる保守政治家像である。
鳩山政権に入った前原国交相は、メディア登場から評価する向きもあるが、「永田虚偽メール」問題でも露呈したことだが、八ツ場ダム建設中止・JAL再建問題など前後を考えない言行が多く、トップリーダーとしての器量不足がまたも浮き彫りとなった。
松下政経塾出身者でも個人の資質が色濃くでてくるなかで、数合わせの政党・政治集団を急がずに、個別政策の前に個々の政治理念・信条を基軸に「日本創新党」の結集を計って行って欲しいものだ。
斎藤弘前山形県知事も結党に参加しているが、彼から山田と同様な確固たる保守の理念を感じ取れるものではない。
5年余りに亘り観察してきたブログ子の見立てである。
「日本創新党」の山田宏・杉並区長に期待するものは大きいのだが・・・・、そのためにも、参加メンバーの理念仕分けを精査すべきである。
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