山形の森 保守醒論

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小沢超え?、加藤紘一の同日同ホテルでのW資金パーティー。

2009-05-24 19:47:45 | Weblog
5.23、毎日新聞社会面の熊谷組によるダミーの政治団体を使った迂回献金報道が、ブログ子の記憶を蘇らせてくれた。
(1999)平成11年10月21日に、赤坂溜池の東京全日空ホテルにおいて開催された加藤紘一の二つの政治資金パーティーである。
このことは02.4.8、加藤が議員辞職に追い込まれた衆議院予算委員会の参考人質疑で、野党議員(民主党・平野博文)の質問で一部明らかにされている。
1999.10.21に東京全日空ホテルを会場に社会計画研究会(加藤の政治資金団体)主催で、「雲霓の会総会」と「出版記念会」の二つの資金パーティーが並行して行われたものである。
日程の繰り合い上、(内容・参会者が)違うものであれば、同時刻並行開催(合同・合流開催ではない)も考えられなくもないことではあるが、熊谷組の献金状況はダミーの3政治団体を使って、(当時)量的制限枠一社(団体)で150万円のところ、150万×3団体×Wパーティー=900万円を献金していたことが判明したわけである。 およそ、自主的な善意の浄財とは考えにくい内容だ。
翌2000.1に改正政治資金規正法が施行されることから、駆け込みのW資金パーティー開催で約2億円ほど集めたようだ。
収支報告から会場関係費支出は合せて1400万円とされ、国民感覚では、ほとんど濡れ手に粟のボッタクリに等しい収支勘定である。
興味を引くのは、小沢一郎が西松建設から継続して(年2500万円ほどの)分割献金を受けているのに対して、加藤への大口献金は1999年のみに限られている点である。
この年周辺の前後に加藤と熊谷組に係わる(公共事業利権)案件が何であったのか気になるところである。
山形県内と限られるわけではないが、関心を持って調査して見よう。
加藤は参考人質疑で九段の議員宿舎を与えられながらも、家賃110万円の(南青山の)新築マンションに家族と居住、その家賃を政治資金報告で政治活動経費として支出していたことでも追及されたが、議員辞職することで、それ以上の国民が期待する真相解明の追及を逃れ、曖昧なままになった経緯がある。
法律の抜け穴を探り、集めた政治資金で不動産を所有する小沢一郎、高級マンションの家賃支払いに充てた加藤紘一。
毎日新聞の記事は、10年前の忘れかけていた政治家の国民乖離の怠惰を想起させてくれた。
コメント
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