山形の森 保守醒論

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“赤と黒”のシミ付いた、脱小沢が問われる民主党代表選挙

2009-05-15 13:52:35 | Weblog
鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表の一騎打ちとなった民主党代表選挙。
両人ともに小沢の“汚れた黒いシミ”より希薄なのは一目りょう然であるが、“腐敗した赤いシミ”は色濃く反映された周辺環境にある。
岡田の三重県は全国に名だたる「日教組」により真っ赤っかに色取られている。
鳩山の北海道は全道域に自治労・日教組が蔓延る赤化拠点の地(ペテン紙朝日の盟友、北海道新聞)。
メディアは西松献金事件が退任理由となった“黒いシミ(小沢)”との距離感は報じているが、“赤いシミ”との密接な背景は報じていない。
戦後のメディア論のレトリック(与野党を階級闘争史観に置く)から二大政党論を自民VS反自民(非自民)の構図を打ち立てるが、現実的な政権交代を求めるのなら、自民支持者にも投票支持が得られる政党の基本政策を国民向けに開示せられるべきと考える。
戦後政治で片山内閣(1947.5)、細川内閣(1993.8)の二度、総選挙後に社会党を含む連立政権が一時的に誕生した。
しかし、所詮寄せ集め集団の野合政権は、一度の予算編成も中途に退陣を余儀なくされた。
民主党が真に政権を担うだけの国民政党として存在するには、“赤と黒のシミ”の脱色行動こそが政権獲得の近道ともなろう。
鳩山由紀夫は金丸幹事長(1986.7)、岡田克也は小沢幹事長(1990.2)のもとで初当選を果たし、ともに竹下派(経世会)に所属、自民党の田中派(金権)支配政治体制の中で活動してきている。
その腐縁を断ち切る最も国民に見える転換姿勢こそ「脱小沢(黒いシミ)」である。
(第三者の声ならまだしも)「(西松献金は)オレだけではない。ほかにも居るだろうに何でオレだけなんだ。」と平然と言い張る姿に真摯な“大将の器量”を見出すことなど出来ない。
コミュニケーション能力の無いリーダー(政治家)などもお笑いでしかない。
小沢は代表を辞任しても、西松建設からの多額献金受領の関係についてクリアした訳でもない。
新代表による献金問題の解明から始める責任が求められ、為されなければ「小沢傀儡政権」と映ることだろう。
小沢が口にする民主主義なるものは、単純に数の支配であり、金で釣ろうが、脅しであろうが数の結果こそ権力闘争の小沢哲学(権力奪取)のみである。
異見を聞き、議論を重ねて導く過程の民主主義などは持ち合わせていない。
“赤と黒”のシミ付いた、脱小沢が問われる民主党代表選挙、脱色結果を見守りたい。
コメント (1)
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