森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

普通の里山を考える サイエンス・カフェ フィールド編

2017年11月18日 | サイエンス・カフェ
11月のサイエンス・カフェは 外に出まして、普通の里山の保全を考える です。

竹中の葬祭場の奥に集まりまして Aさんの(日本自然保護協会参与)お話を聞きます。
この場所は 私らの「下判田里山観察会」の山一つ越えたところ 山でつながっているところです。 つまり里山。

ちょいと奥に入らせてもらって

いい感じの 里山です。 で、ほっておくと 何か壊して 人工物(テニスコート)とか 作りたい人たちがいるみたいです。
私ら(自然保護協会の会員)が そんなことしないでくださいと言っても お役所とか住んでる人たちとか業者さんとかの
意向とかが絡まりあって どうなる事やら が現状です。
今何を残して 何を伝えていかなければならないか 誰がするのか  Aさんは熱く語ります。
歩いて見学したのですが どうもこんなもんに目が行って

なんと 道の上をはっているカラスウリ 誰も来ないので 安心しきっているのか 地べたにいると簡単に拾えるよ

このメンバーですから 子どもの時の話は 馬や牛がいて 井戸で水をくんで の話が通じるのですが
今の若い人には  こんな話 教科書に書いてあったよ です。
お昼を食べて もう一つの里山に移動。

ここは 川の側で 水害とともに生活してきた様子がうかがえます。

ゴミ集積場の横にくくられていた ハシボソガラス? の作りもん すぐカラスには見破られてしまいそうです。

 じいちゃんは カラスの死骸をどっからか拾ってきて 果樹園に高くさげておりました。この時はカラスが集まって騒いでいました。
 もう カラスの死骸なんかさげる人いないよねえ。あちこちからヒンシュクかいます。

都会の人の言う自然保護と 田舎で自然の中で暮らす人  そげー町んしのゆう事ばっかり 聞けんわなあ

上野の森 樹木調査4回目

2017年11月16日 | 自然
今日はとっても寒かった。

でも 上野の山からの眺めは 空気が澄んでいるのか いい眺め  高崎山もはっきりくっきり
調査地は 北側斜面 下から風が吹き上げてくる さみぃ~~  日も差さないしさ

それでも みんなで一緒にやれば 何とかなるさ  なんて 胸高直径を測るために絡みついたツタを皆ではがします。
べりべり  なんか 木が寒いがな 剥がさんで と言ってそう

今回 こんな木が多かったのです。 つまり 測る高さの位置で 二股になっている。
こんなのは 1本でカウント 二股と書いて 両方の直径を記入します。 三つとか 四つに分かれているのもおるんじゃ めんどくせー

マメヅタさんがびっしり  プチプチしたいけど 遊んでいる場合ではありません。

202番まで記入が済みました。 と言いつつ今はどこを調べているのか、、 時々わからんごとなります。 地図と現地を一致させるのは難しいのだ。

この木も根元で つながっています。 では1本かというと 「さすがにこれは2本でしょう。」とY先生。
11時半まで頑張って 冷え切ってしもたので終了。 12月はもっと寒くなるねえ。でも寒いから休むといつまでも
終わらないので やっぱりしましょう ということになりました。  次回12月21日 雪降らんでね。

木の葉の間の光がきれいです。 差し入れのしっかり冷えたプリンをしっかり頂いて帰りました。

歌うカタツムリ  進化とらせんの物語  千葉 聡著

2017年11月09日 | 書籍紹介
カタツムリの本である。小笠原で聞いた カタツムリ第一人者という評判の千葉氏の本である。


中身は進化論の進化のようすだった。 読み終わるのに時間がかかってしまった。頭を大変使って 疲れた。
でも 最後まで読めたのは 内容が濃くて面白かったからです。
ダーウィンの「種の起源」から始まり 対ダーウィン派から 様々な説が出てきます。
でも モチーフはカタツムリ。 カタツムリは一山超えれば 別の種類がいると言われるほど 移動をしない生き物です。
カタツムリの進化から 進化論を検証すると みたいな 面白いけど私には理解に時間がかかる。 はて半分も理解できたかしらん。

で、進化の要因として 集団(個体数)の規模 や 地域 ニッチ 捕食者 などなどが出てくるのです。
以前ここでも書いた 蛇に食べられないように左巻きばかりになったカタツムリの話(蛇は右巻きのカタツムリを食べやすいように進化した)
やら、カタツムリを食べるカタツムリ ヤマヒタチオビの話。
最後の方にやっと小笠原のカタツムリの話が出てくるのです。 もう やっと。今頃出てきてもこの本あと30Pしかないよ。
小笠原では ウズムシによって 父島のカタツムリが全滅した話は有名ですが 先生はこのカタツムリを研究室で飼育されているのです。 すごい
進化論はケリがついたわけではない事。 これからの研究でまた新なことが分かってくるであろうと。

あ、カタツムリが歌う話ですが 大量にいないと聞こえないらしい。 また小笠原行きたいな。

今日 田尻小学校の4年生と校庭で観察会をしたのです。イチョウの木は大昔から姿を変えてないということと
人間は 体を覆う毛も無くなったし しっぽも無くなった という話をしたら 
4年生女子は スゲー嫌な話を聞いたわ というような うっかりウンチ踏んだ時のような顔をしたのです。 
男子はそんなことないです。しっぽの利用方法などを考えている様子。 

それで 大昔の事を研究したい、恐竜大好きという男の子がいて 福井に行くの? と聞いたら
「北大に行って研究する」とのこと。 スバラシイ! ぜひぜひ 進化論の続きをしてほしい。

神角寺あたり

2017年11月07日 | 自然
天気の良い日が続きます。では お出かけ 

神角寺は 由緒あるとこらしく 入口には立派な木彫りの仁王像がありました。

ここらもジオパークに含まれるらしいです。
展望台からの眺めは素晴らしい

のですが 足元の アカガシのドングリ

殻斗がもふもふ横縞で可愛いのです。 お土産にもらいました。

そして あたりはヤマラッキョウの花盛り

シャクナゲで有名ですが 今は蕾がすたんばっていました
途中の道は 黄葉 紅葉 で 今が一番いい時期かもしれません

モミジも 緑から黄色に移ろって 素敵です。

帰り路でも フラフラって引き込まれて歩きたくなるような小道が たくさんありました。

ラベンダーの丘でおにぎりを食べて帰りました。 花は咲いてないけど これはこれでいいなあと思いました。

モニ1000 沢水調査今年度終わり

2017年11月05日 | 自然観察会
久住の沢水キャンプ場での調査は11月で終わり。植生・鳥類・鳥類・哺乳類・水質調査 終いです。

今回いきなり新機種登場

ぶいーんと飛んで 調査地の上空写真を撮りました。手元の画面を見てると すごいなー しかありません。
モニ1000調査が始まったころ(10年前)には考えられなかったことです。 もー10年たったのね。あと90年!どうなることやら

日差しも暖かく  (久住高原はもう寒いのだ) 少なくなった花でせっせとお仕事。

こちらも 哺乳類調査用のカメラを撤収

高原には リンドウ

草紅葉

終わりがけの ススキ

もう どこにでも飛んでってよろしい

草原にいた バッタ君

まだちゃんと羽が生えてないようだけど(簡単に捕まった) これから寒くなるよ 大丈夫かな

さて 里山モニ1000では12月からカエル調査始まります。カエルの産卵が終わるのが4月で 4月から植生調査始まります。 年中遊んでおる。