森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

小笠原 3 母島カタツムリ

2017年04月20日 | 旅行
3日目は早起きして7時半の「ははじま丸」に乗船して9時半に母島到着。50キロの船旅。 さっそく母島 乳房山トレッキング開始。

母島といえば カタツムリですわっ。 小笠原諸島が世界遺産に決定したのも この島独自の生態をもつ100種類以上のカタツムリによるものだそうです。
最初にお会いしたのが

アフリカマイマイ! 外来種です。農作物大好き。 殻はオカヤドカリが使います。ったてねえごく一部ですが。
で、旅行に行く前にカタツムリの資料を探したのですが 無い。 正確に言うと私が分かるような資料がない。
唯一 小学生向きの 月間「たくさんのふしぎ」カタツムリ小笠原にいく がありました。 なので どう逆立ちしても名前が分かりません。
写真だけね。

こんなところを歩いていくと 葉っぱの上に5mmくらいの

オガサワラモノアラガイ   ガイドさんに教えてもらった  殻がちょこっと背中について 体はなんと透明なのだ!!

テンスジモノアラガイ?

小さいのも

すじが入っているのも これは殻だけ
次の日 海辺の近くで

キセルガイみたいなのが2つ 名前はわからない

茶色い奴 何しとんじゃ

ひさしふりの 雨だったわあ
というように たくさんのカタツムリといっても1割も見てない!! ぐやしい~~

名前も分からんし このように迷走しているのだ。
カタツムリの化石のある南島にも行きたかった。 母島もほかの方向(石門)にいけばもってほかのにも会えたかもしれない。
カタツムリに関しては 口惜しさばかりが残りました。   生きてるうちにもう一回行きたいなあ。

小笠原での話 2 父島

2017年04月18日 | 旅行
さて 父島について2日目 朝からやまに出かけます。

トックリヤシモドキが はよう起きんかい と言ってます。
泊まった宿の側に なんとカタツムリがいる。父島はウズムシによって全滅したのでは、、と思っているとこれはすべて外来種

ウスカワマイマイであります。 びっくりしてなんか寂しい。

島中に生えている モモタマナ 

種もあちこちにたくさん落ちている。 これを拾って石で割ると 中からひっちゃげたアーモンドの種みたいなのが出てきて 食べられます。 うまし
さて 保護区に入ります。 

ガイドさんと一緒でなくては 入れません。

このように保護区は 金網で覆われています。
これは ヤギとノネコが入れないようにしたもの。 猫は網を登りますので 上の方が返しになってます。
入った途端に 草むらで ごそごそ

まさかの

アカガシラカラスバト いきなり会えて大感激  ついでにピンボケ
この鳥はかっては島での天敵はノスリだけだったので草むら(木の陰)を歩く習性がついてしまい、危ない時は見つからないようにじっとするのです。
で、これでは ノネコの恰好の餌食。 ノネコを締め出した場所で保護をしています。

中にはノネコ捕獲用の檻がたくさん仕掛けてありました。 檻の中にもう一回り小さい檻も入っているのがあり これは猫の餌を先に食べにくるクマネズミ(外来種)用のです。
で、シカが入れなくなったので 植物が少しずつ戻ってきているそうです。

シマウツボ 寄生植物 固有種です。 これヤギの大好物だったらしいです。
島の端っこまで歩いて 帰りました。

向こうに見える島は 東島  島からこちらにバラバにある岩は 南ばらばら岩。 島の左側にある岩は北ばらばら岩。  まんまじゃねえ~

小笠原での話 1 動くもん

2017年04月16日 | 自然
島に着いたら 正確には 東京都小笠原村の父島 さっそく島巡り

島といっても 23.45Km平方の小さな島に2000人ぐらいの人が住んでいます。
他に何が住んでいるかというと

看板がありました。 ヤギです。

崖には たくさんいる様子

道の側にも おる。  そしてこの島の希少植物 (90%以上が島の固有種)をバリバリたべるのです。
もともとは人が持ち込んだのですが とうとう駆除ということになりました。 でかなり駆除が進んで今は父島にしかヤギはいないそうです。
けっこういるじゃん と思ったのですが (最後まで残ったのは 頭のいい上手に逃げる連中) このヤギが島で増えすぎている外来植物も
バリバリ食べてくれるので まあ お目こぼし?  なかなか難しいそうです。  岩の上にいるヤギは、大きなヤギのガラガラドンみたいでした。子ヤギもいたよ。
で次の看板

オカヤドカリ  国の天然記念物指定なのです。

夜行性なので 夜の海岸にいました。 小笠原のオカヤドカリが減少したので 指定を受けたそうです。
で、このヤドカリさんのおうちは アフリカマイマイ 外来種なのです。島で困っているアフリカマイマイの殻をちゃっかり利用。
なんという 微妙な関係。

そして 小笠原といえば オガサワラオオコウモリ!! 

この方たちは 草食動物 果物を食べて暮らします。 島には元々はネズミとかいなかったからね。
夜なので 赤いライトで照らしてもらいました。 真ん中のなんか毛の塊みたいなのがそうです。
ライトで照らされても せっせと果物食べてました。 森の中には何頭かいて 高崎山のおサルのような声で呼び交わしていました。
どうも フルーツの取り合いみたい。もそもそしてるとおサルにしか見えないのですが バッと羽を拡げて飛ぶ姿は(動画で見てね)
おお 蝙蝠だ。  こうして島での1日目は終わったのだ。

サクラソウ保全  ロープ張り

2017年04月15日 | 自然
島が見えてきたところで 話は変わります。 今日は由布岳に群生するサクラソウの保全活動を行いました。
大分県自然観察連絡協議会の定例作業です。
毎年のことですが まずはサクラソウの周りに立てる杭にする 竹の切り出しから始まります。

全部で 300本必要です。

打ち付けるので 片方を斜めに切ります。 電動鋸はとっても便利。 ぶぃ~ん ぶぃ~ん
100本持って 由布岳登山口へ 残りは猪ノ瀬戸保全の会が使います。

まずは 看板を立てて

杭を打ち付けて  サクラソウを囲むようにロープを張って 踏まれないようにします。
毎年 花の広がり方が違うのであれこれと話しています。

サクラソウ 出始めで 葉っぱがまだ小さいのです。

ロープでかこんで 立ち入り禁止の 名札をつけます。 風が強いわあ

小さな蕾がたくさんついていました。 もう少しするとここらはピンクの絨毯です。そりゃあ 素敵なもんです。
キスミレやヤマエンゴサク ジロボエンゴサク フモトスミレ アマナ エヒメアヤメ 他にもいろんな花が咲いてます。
見に来てね。でもロープから中には入らんでね。

南へ1000Km

2017年04月14日 | 旅行
やっと昨日大分に帰ってきました。 大分はええのう。  じゃなくて旅の報告。
東京竹芝桟橋から 南へ1000kmの旅なのだ。

お見送りのカモメ

ズグロカモメ が 船の回りを飛んでいます。 東京湾を出るころにはいなくなり
船はずんずん進む。 24時間の船旅。 長いので薬を飲んで寝る、ひたすら寝る。 船酔いの薬は睡眠薬のように眠れました。
目が覚めると 回りは全部海で 海が碧いぜ  今回最初の哺乳類

イルカ ジャンプ!  何頭も一度にジャンプして 船の横を泳いでいます。
二番目の 哺乳類

尻尾 ちらり クジラだあ!
船は 小笠原に向かっているのだ。
違う鳥の群れ

カツオドリ

かっこいいね

海中 ジャンプ お食事かな

島が見えたぞ~

大分を始発の飛行機で行っても 11時発の小笠原丸に間に合いそうもないので 東京に前泊し 合計38時間かかって小笠原に着いた。
遠かったよ。