森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

高崎山 事件簿

2010年11月26日 | 自然
高崎山には1200匹ものおサルさんがいる。 毎日集まって来るんだもの
事件が起きない訳はない!


事件1,乳児誘拐未遂事件
 高崎山では サルの群れは B群、C群ふたつある。でも混ざっては生活しない。
 雄ザルが群れを変わることはあっても、メスや子どもは変わらない。
 特に まだおかあさんサルのお乳が必要な0歳児はほかの群れに混ざるということは
 死を意味する。

 毎朝、C群が寄場に来て、12時頃には芋をもらって山に帰る。12時からはB群がや ってきて夕方まで寄場にいる。

 この群れの入れ替わりの時は 賑やかしい。

 そのとき 事件は 起きた!!

 C群はみな山に帰ったのに C群のおちびちゃんが残っている。この子は今年産まれた
 0歳児。えらいこっちゃ B群の群れにC群の親が子どもを取り返しには来れません。

スタッフのおにいさんが 紙袋に さりげなく チビをいれて

猛ダッシュ です。 こざるを連れているのがばれたら 群れ全部がおそってきます。

幸いなことに この子は鳴き声を立てなかったので ほかのサルに気づかれずに
C群のいる山まで連れていって 母ザルに渡せたそうです。
にしてもこのおかあさん(キョーコと言う名前) 無責任すぎますぜ。
キョーコさんは高崎山一の放任主義の母と言われてます。 

事件2,老いらくの恋未遂事件
C群のボス(αオス) ゾロさん。 彼女いない歴 7年
彼女 欲しいっ

後ろにいるゾロさん 手前のメスに懸想をしています。
メス 分かってて 逃げない。
(普通は求愛のとき噛みつくので 逃げることが多い)

スキを見て エイッ!

でもこれは未遂に終わりました。 
このメスはなぜ逃げないかというと、自分をボスの彼女としてまわりにアピールしてるんですね。 
「あたしはファーストレディよ」
ってえと 群れの中でのメスの位置が 上がるんだそうです。そうなると餌のときでも
優位に立てます。
てきとうにボスをあしらって地位は頂く。 これだからオナゴは恐ろしい。