森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

タコの心身問題  ピーター・ゴドフリー・スミス著

2020年01月07日 | 書籍紹介

副題 頭足類から考える意識の起源  という哲学者が書いたタコの本です。

まずね 表紙の絵に見入ってしまいました。チャットでこの本を紹介してくれたY氏に言われてパソコンで探すと

この絵が出てきて見入ってしまい 会話をしているのを忘れていたらY氏がいきなり黙って返事をしないと怒りだしました。

なんて素敵なタコの絵でしょう。 本に掲載されているタコ(イカもある)の写真もとても美しい。

前振りがなごなってしまった。

作者は趣味のダイビングでタコに会ううちにタコに 気が付いてしまったらしい。 こいつは意識がある

で、そこは哲学者 専門は生物哲学 (この言葉初めて聞いた こんな分野があるんやねえ)

始めの方は 生物の歴史なので 知ってる人は読み飛ばしてもよい

途中から 哲学者の名前がたくさん出てくるけど 知らん人ばっかり せめて引用なら文献の名前を書いてね

意識がどこから生まれるのかというところは面白かった  哺乳類では近すぎて 昆虫では遠いような気がするので

頭足類がちょうどいいのかも と思ってしまった

山に行って 生き物に会うとできるだけ気配を消して じっと見ています

きっとこう思っているに違いないと頭の中では妄想が回って 30分は座り込んでいる(足がしびれる限界時間)

でも擬人化はいかんやろが 妄想だよ と今まで思っていたのですが意識の起源から開いていくのは すごいです

どっちかというと 哲学寄りなので 生き物系はあれ?と思うところがある

文中に出てくるヒヒ(かなり引用している)は 種類を明記して欲しい。 何ヒヒなんじゃ~?

他の本 ダンゴムシに心があるかどうかは はっきりしなかったが(作者が生物系だったから?)

タコ以外に意識のある方の事を考えるのが 楽しみになった

 


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