森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

骨ものがたり  環境考古学研究室のお仕事

2019年11月12日 | 書籍紹介

図書館を徘徊しているときに偶然見つけた

骨の本  骨のこと研究している人がいるのは知ってたけど 中身は全然知らなかった

A5判の小型本 どうも飛鳥資料館の春季特別展の図録 らしい   アマゾンになかったもんね

ま ともかく ページをめくると いきなり研究室の中に入れてもらったような気分になり

そのまま 置いてある骨にたどり着いて 説明が始まる みたいな感じです

奈良県内に出土する あらゆる骨 集めて洗って組み立てて 同定 分析 で、知りたいことは 人とのつながり

化石調べではないので 新しい骨も資料(同定するため)として準備

どの時代の人はどんな暮らしをしていたのか 何を食べていたのか 骨に傷がついていたら(カットマーク)刃物の傷後 食べられた跡かな

本当に骨が好きなんやなあ 骨の組み立てはまるでプラモを作るように楽しんでいるようです 本当は大変なんだろうが楽しそうに見えるよ

 とにかくホネホネの本です 発掘調査の様子や それに必要な道具の説明も有り。 ジャンバーは冬用のドカジャンだそうです

写真と図版が多いので 楽しい本です。写真がいいのです。

人骨ばかり調べている人の本も面白かったけど 動物たちの骨もいろんな話をしてくれるそうです。

先日家畜の本を読んでいたら イヌは 初期は人間に食料としても飼われていたと書いてあって(今でも食べてはいますが) これも骨から分かることで

ハマる気持ちはよくわかる けど夜な夜な大鍋でぐつぐつ、、はあんましやりたくないなあ