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韓国風すき焼き


 すき焼きである。すき焼き。ある年代の日本人にとって、ハレの日のごちそうである。なんせ牛肉は高い。われわれ貧乏人はめったに買えなかった。
 いまでも貧乏は相変わらずだが、それでも、ま、たまにはすき焼きを食う。きょうの鍋もすき焼きとしよう。で、いつものすき焼きではなくて、今回は韓国風すき焼きだ。和風のすき焼きとはちょこっと違う。
 まず、牛肉に下味をつける。牛肉を細切りにして、にんにく、長ネギのみじん切り、ゴマ、醤油、砂糖、ゴマ油、一味唐辛子をふって、よくもみこんでおく。30分以上置いておこう。
 野菜はキャベツ、玉ねぎ、にんじん、椎茸、青ネギ、大豆もやしを用意した。野菜類はすべて細切り。次にタレだ。ダシ汁、醤油、酒、味醂、砂糖をあわせておく。
 鍋にゴマ油を引いて、牛肉と野菜を並べて加熱。しばらくしてタレを回し入れて煮る。真ん中に卵を落しいれよう。牛肉の色が変わり、野菜がしんなりとして、卵が半熟になったら、ざっとかき混ぜて食べる。うん、これは和風のすき焼きとは違うおいしさだ。この鍋のポイントは牛肉をはじめ素材をぜんぶ細切りにすること。しめは韓国風ということでトックを残った汁に入れて食った。酒もマッコリと行きたいところだが、残念ながら買いわすれた。呉春を飲む。
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