雫石鉄也の
とつぜんブログ
鮎のアクアパッツァ
アクアパッツァです。もともとはイタリアの漁師料理です。ブイヤベースもそうですし、日本の浜鍋、なめろう、ちゃんちゃん焼、もそう、漁師料理はおいしいです。魚をいちばんおいしく食べる。それは魚を知りつくしている漁師さんに調理してもらうのが一番です。
いまはもうありませんが、関西の名料亭の誉れ高い「播半」で食事したこともありますし、高知で一番という旅館で皿鉢料理を食べたこともあります。でも、これら名料亭の魚料理より、漁労実習で乗った漁船で漁師さんが船上でちゃっちゃと調理してくれたイカの刺身の方がおいしかったです。
ですから、このアクアパッツァ、イタリアの漁師さんが地中海の魚をシンプルに調理したものでしょう。私もこの料理はときどきします。こういう料理ですから本来は海の魚を使うのでしょう。でも、今回はちょっと目先を変えて、夏が旬の淡水魚を使ってアクアパッツァをしました。鮎のアクアパッツァです。
フライパンにオリーブオイルを入れます。にんにくも入れます。味出しに刻んだアンチョビーも入れましょう。点火します。鮎を入れます。鮎に軽く焦げ目がついたら、白ワインと水を注ぎます。プチトマトを入れましょう。しばし煮ます。塩、こしょうで味を調えます。
鮎が煮えたらお皿に盛って、イタリアンパセリを散らしてできあがりです。これはおいしいです。イタリアにはこんなアクアパッツァはありませんね。
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