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あかんことは判っておったんやな

 小生、足を痛めているので、電車では極力、座っている。きょうも優先座席で座っていた。で、となりにおっさんが座った。そのおっさん、電話を取り出して大きな声でしゃべりはじめた。小生は電車の中では本を読んでいる。おっさんのでかい声が読書のじゃま。しばらくすれば止めるだろうと思ってガマンした。なかなかやめない。ここは優先座席である。
「優先座席では携帯電話の電源を切ってください」と張り紙がしてある。「おい、おっさん、日本語が読めへんのか」と、注意してやろうと思ったが、偏屈そうなおっさん。ケンカになってもめんどう。なかなか止めない。一計を案じた。
 別に着信はないが、ポケットから電話を取り出して、大きな声で「はい。いま、電車の中や。きるで」としゃべった。芝居である。すると、おっさんも電話を止めおった。
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コメント
 
 
 
一本! (アブダビ)
2015-12-09 23:07:36
お見事!
気転は刃物ほど物をいう。
 
 
 
アブダビさん (雫石鉄也)
2015-12-10 09:37:16
ありがとうございます。
これ、実話です。
 
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