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スウィングガールズ


監督 矢口史靖
出演 上野樹里 貫地谷しほり 本仮屋ユイカ 平岡祐太 竹中直人

 大変におもしろく元気な映画。ストーリーはこの手の映画の定番。夏休みに補習を受けている、落ちこぼれ女子高生が、ひょんなことジャズバンドを結成。さまざまな障害を乗り越えて、なんとか人に聞いてもらえる演奏ができるようになる。ラストは音楽祭に出場。場内総立ちの大受けのカタルシス。
 これが昭和時代なら「根性」というコンセプトでくくられるが、いまどき、そんな映画はお笑いにしかならない。この映画のスウィングガールズの面々を動かしているのは「好き」というコンセプト。彼女たちは好きでジャズを演奏しているわけ。だれに強制されたわけではない。だから彼女たちは、自由でのびのびしていて輝いている。「好きこそ物の上手なれ」というが、ジャズの演奏技術はものすごく上手、というわけではないが、ジャズを楽しむのが上手だ。
 元気の出る映画。上野、貫地谷たちが演ずる女子高生たちが、いきいきとしていて、活発で魅力的。舞台が山形だから、セリフは山形弁。彼女(彼も一人いる)たちのおしゃべりも、面白く親近感を持たせてくれる。
 軽快なテンポでお話は進み、随所に入れられたギャグ、くすぐりも効いており、笑わせられる。 
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
はじめまして (M@古本T)
2008-12-09 17:28:10
トラバ、ありがとうございます。この映画、たしかに見ると元気が出ますよね。ラストのコンサートの場面では、「久しぶりに楽器を演奏するのもいいかも」と思わせるものがありました。
 
 
 
ガールズ・ムービー。 (せぷ)
2008-12-09 20:18:28
自分も元気な女の子が特定のジャンルで頑張る映画、いわゆるガールズ・ムービーは大好きです。

お薦めは他に『ロボコン』(ロボットコンテスト)、『シムソンズ』(カーリング)、『リンダ・リンダ・リンダ』(バンド)、『フラガール』(フラダンス)、『がんばっていきまっしょい』(ボート)などがありますが、やはりラストの盛り上がりは『スウィング・ガールズ』が一番だと思います。
 
 
 
M@古本Tさん (雫石鉄也)
2008-12-09 21:12:44
コメントありがとうございます。
この映画何度も観たくなりますね。クセになります。
上野、貫地谷、と後に売れっ子になる女優さんばかりですね。
 
 
 
せぷさん (雫石鉄也)
2008-12-09 21:23:21
この中で「フラガール」と「がんばっていきまっしょい」の2本は観ました。両方とも面白かったです。
ラストの盛り上がりは私も感動しました。
ラストでジャズで盛り上がるといえば「ジャズ大名」がお勧めです。これも面白い映画で、最後は一大ジャムセッションで大盛り上がりです。
このブログでも2007年10月23日の「とつぜん映画館」でも紹介しました。
 
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