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病院の食事


 長い入院であった。入院生活は退屈なもんである。そんな入院生活でゆいいつの楽しみは食事である。ゆうても入院直後しばらくは絶食、それからジュースみたいなもん。2週間ぐらいたってやっと、粒のない重湯。そして3分がゆ、5分がゆ。6月になってやっと白米のごはんになった。それでも、低残渣食といって極めて消化のいいもの。うすあじで量が少なくたいへんにもの足らない。
 これは6月9日の夕食である。低残渣食である。メニューは、ごはん、白身魚の香味焼き、いんげん、じゃがいもの煮物、大根のきんぴら、玉ねぎの味噌汁、お茶。
 低残渣食から普通の常食になったのは、退院前日である。家に帰って、普通のごはんがいかにありがたくおいしいか、よく判る。
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