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今回の選挙で判ったこと

 今回の選挙で、はっきりと判ったことが二つある。まず、原子力発電所が事故を起こせば、どんなに大変なことになるか、心底懲りたのは福島の人だけ。他の地域の人たちは、できれば原発はない方がいいが、福島のようなことはめったにないだろう。それよりも景気の回復が大事。このまま原発を止めたら電気代が値上がる。景気に悪影響をおよぼすのなら、原発再稼動もやむをえない。と、いうのが本音だろう。原発NOをはっきりと主張した、未来の党、社民党、共産党の敗北がそれを表している。
 二つ目は民主党は不合格。かといって自民党もイヤだ。そういう人たちは投票に行かなかったのではないか。投票率の低さは目をおおうばかりだ。今回の投票率を見ると、日本人は民主主義を放棄したのかと疑う。
 これで、また自民党政治に逆戻りだ。逆戻りならいい。情況は悪化したといっていいだろう。いわゆる55年体制時代。あのころは自民党一党独裁ではあったが、日本社会党がしっかりとブレーキをかけていた。社会党の後継たる社民党は絶滅の危機に瀕している。
 安倍総裁は、憲法を改正して国防軍を創設し、日本を戦争ができる国にしたいらしい。この自民党の暴走にブレーキをかけられるのは、連立を組む公明党しかいない。ここは、ひとつ公明党にがんばってもらって、しっかり自民党をいさめてもらいたい。しかし、宗教団体を支持母体とする公明党を応援する時代がくるとは思いもしなかった。
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