里芋と豚肉の煮物

　
　

これから寒くなるにつれ、根菜類がおいしくなる。きょうは根菜の煮物だ。里芋を使おう。これを中華の煮物にする。中華だから、里芋の相方は豚肉だ。
　里芋は皮をむいて、ボールに入れ、塩を入れて、ゴロゴロと転がす。塩で里芋のぬめりを取る。ぬめりを取れば味が良く染む。
　豚肉はバラの塊肉を使う。食べやすい大きさに切って、醤油、酒で下味をつけて、表面に軽く焦げ目をつける。熱湯をくぐらせて油を抜く。
　さて、これで下ごしらえはすんだ。煮て行こう。鍋に里芋と豚肉を入れて、スープを注ぐ。味付けは砂糖、酒、醤油。調味料を入れる順番は料理のセオリー通り、さしすせそ。八角、五香粉で香りをつけると、本格中華の香りがする。煮えたら、完全にさめるまでおいて置く。煮物はさめる段階で味が染むのだ。夕食にするのなら、お昼に調理すれば味がよく染みておいしくなる。