11月3日の神祭巡行、一番曳山赤獅子は角の後方に御幣を立て先陣を務める。
エンヤー、エンヤー、エンヤー
絶好の祭り日和に唐津の町が湧く。
「唐津くんち」は「唐津神社」の秋季例大祭として11月2日、3日、4日に執り行われます。
起源は明確ではなく江戸時代の寛文年間まで遡るともいわれる。
曳山の製作は文政二年から始まり明治九年までの57年間に15台が制作された。
14台が現存し祭礼に参加している。
唐津曳山は本体と台車から構成された他に類を見ないユニークな構造となっている。
本体は木組みや粘土の原型木型等の上に和紙を数百回張り重ね、
麻布を張りさらに幾種類もの漆で塗りあげた一閑張り。
さらに金銀で高価な仕上げを施した逸品。
1台の完成には3年の歳月を必要とする美術工芸品である。
唐津っ子の心意気が14台の宝物に命を吹き込む。
2016年11月 佐賀県唐津市
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