京都は春めく小野の郷。
咲き競う梅園の梅。
穏やかな春の陽気に桜も咲き始めました。
真言宗善通寺派の格調高い門跡寺院。
花の色はうつりにけりな・・・
小野小町の邸宅跡と伝えられる「随心院」
春の訪れを告げるサンシュユが咲いております。
示し合わせたわけではないのですが dendoroubikさん、せんべぇさんと楽しく見物です。
小野小町と深草の少将のはかなき恋物語を偲び・・・
遅咲きのはねず梅が咲く頃、はねず色の衣装を纏った少女たちが・・・
わらべ歌にあわせ、ゆっくりとした古典的な踊りを披露します。
今日は「はねず踊り」の前日に執り行われる「はねず踊り奉納法会」
昨年の10月頃から稽古に励んだ地元の小学生たち。
春風が通り抜ける能之間で、
美しい襖絵を背景に眺める踊りは・・・
京都に春の訪れを告げる素朴な風物詩。
昔は至る所に子供たちの地踊りがあったのであろう。
小野のはねずは紅の梅、口に薄紅、器量よし。
つづいて今様。
平安時代から鎌倉時代に流行った流行歌。
いわゆる白拍子の舞です。
「はねず踊り」を卒業した中学生の白拍子姿。
お疲れ様でした。
お土産は踊りの日限定の「はねずういろう」 黒砂糖と寒天の上品な食感です。
2015年3月 京都市山科区