2016年8月 徳島県徳島市
べっぴんさんが目の前を通り過ぎてゆく。
「阿波おどり」の四日間・・天気予報は晴マークが並ぶ。
新町川の畔でビール片手に開演を待つ至福の時間、潮の香りが心地よい。
キヤッチコピーは「べっぴん二拍子、夏盛り!」
夕刻の6時になると、
町角のあちこちで踊りの輪ができる。
「仙台すずめ踊り」も駆けつけてくれた。
桟敷もぞめき始める。
桟敷で眺める有名連の演舞は素晴らしい。
お目当ての連を桟敷で眺める幸福感。
しかし、桟敷だけでは満足できないのが「阿波おどり」
町角で繰り広げられるダイナミックな踊りには、観客との一体感があり大いに盛り上がる。
こっちはお盆も仕事だぜ~
裏通りでは有名連のシークレット演舞に遭遇したりもする。
徳島が最も輝く四日間の非日常、できる限り歩き回りたい。
やっぱり、踊り見物は止められないのである。
2016年8月 徳島県徳島市
「阿波おどり」の最終日は、
恒例のタクト踊り、お盆の買い物客で賑わう店内を流し、
広場でステージ演舞が披露されます。
踊り子さんとの距離は近く、
涼しい店内で洗練された踊りを楽しむことができ、
何よりも、鳴り物の響きがダイレクトに伝わってきます。
「うずき連」最終日の桟敷出演は市役所前演舞場から、
この日は桟敷席に張り付かず演舞場の出口から狙ってみた。
踊り子さんは伝統芸能の具現者であり強靭なアスリート、集中力と体力が試される四日間です。
黄昏時の演舞場に、
伝統の調べと提灯の灯が美しい。
踊りの名人は名司会でもあります。 軽妙な話術に身内からも笑いと拍手が沸いた。
にわか連と共に刻む和みの二拍子。
南内町演舞場の総踊りが終わる頃、鳴り物衆は両国橋のたもとに集結する。
四日間打たれ続けた太鼓を慈しむように撫でる、オリンビックでもこんな場面がありましたね。
錦絵から抜け出たような立ち姿はまるで歌舞伎役者。
公式スケジュールには載っていないが、ファンは知っている。
「 阿波おどり」を締め括る「水玉連」さんと合同の両国橋流し。
まだまだ、終わらない喧騒をかき分けながら、
「うずき連」の夏本番が幕を下ろす。
ぞめき囃子が鎮まる頃、新町川は涼風夜風、余情残心・・・夏がゆく。
2016年8月 徳島県徳島市
「うずき連」三日目は「あわぎんホール」の「選抜阿波おどり大会」から始まりました。
今年は発売と同時にチケット完売で、はるか後方からの見物です。
「阿波おどり」の人気は凄まじい。
今回も選抜ステージのトリをつとめた「うずき連」
澄んだ笛の音にあわせ、花が開く所作は女踊りの見せ場の一つ。
腰で自由気まま揺れるお飾りが女踊りの美しさを一層際立たせる。
一かけ、二かけ、三かけて 四かけた踊りは止められぬ、
ア、ヤットサー、ア、ヤットヤットー
粋な三味線と’阿波よしこの’の節回しは富本連長の聴かせどころです。
阿波のうずきは桜に染まる 踊りゃおもても桜色
ショーアップされた舞台をはるか後方から高見の見物でした。
べっぴん二拍子、娘盛り!
すっぴん二拍子、汗盛り!
どちらも、絶品です!!
藍場浜桟敷第一部、この日は川側に席を取った。
第一部の桟敷でもトリをつとめる「うずき連」
満員御礼の桟敷席から感嘆の声が湧く。
有料桟敷からの見物はこれで最後。
明日は最終日、さて、どちらへ行こう。
2016年8月 徳島県徳島市