壇の浦の合戦に敗れた平家の落ち武者が移り住んだと伝えられる五箇山地方、不馴れな農耕作業の間に都での栄華を偲び唄い踊ったのが
「むぎや節」
むぎや菜種は二年で刈るが麻が刈られよか半土用に
波の屋島を遠くのがれ来て薪樵るちょう深山辺に
烏帽子狩衣ぬぎうちすてて今は越路の杣屋かな
心淋しや落ちゆく道は川の鳴る瀬と鹿の声
川の鳴る瀬に絹ばたたてて浪に織らせて岩に着せよう
越中五箇山城端かけてみのる秋くりや笠おどり
2009年9月 富山県南砺市
「むぎや節」
むぎや菜種は二年で刈るが麻が刈られよか半土用に
波の屋島を遠くのがれ来て薪樵るちょう深山辺に
烏帽子狩衣ぬぎうちすてて今は越路の杣屋かな
心淋しや落ちゆく道は川の鳴る瀬と鹿の声
川の鳴る瀬に絹ばたたてて浪に織らせて岩に着せよう
越中五箇山城端かけてみのる秋くりや笠おどり
2009年9月 富山県南砺市