旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

法然院 春季伽藍内特別公開

2021-05-07 20:54:25 | 京都散歩

法然上人ゆかりの古刹

 

山門をくぐると白砂壇、心身を清めて浄域へ

 

 

境内に人の気配はない

 

「法然院」の春季伽藍内特別公開です

 

花ちらしの雨

 

池には花筏

 

俗世間と隔絶した空間

 

陰翳礼讃 境内には谷崎潤一郎の墓も

 

庭に敷き詰められた散り桜

 

庭の風情は雨をもって良しとす

 

お目当ての手水鉢

 

映えます

 

本堂中庭には五色散り椿、貴椿、花笠椿 いわゆる三名椿が整然と植えられている

 

雨の石畳に茅葺の山門 閉門の時刻となりました

 

春から初夏へ、緑が美しい季節です

2021年4月 京都市左京区

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長浜曳山まつり2021 終章

2021-05-02 21:31:15 | 長浜曳山まつり

この場所での狂言執行は後にも先にも今年だけ

 

月の帝は不機嫌です

 

西王母の桃を盗んだ者がいて、捕えてみればなんと帝の娘かぐや姫

 

母の病気を案じ、不老長寿の言い伝えがある桃を食べさせようと思ったのです

 

しかし月の世界の約束事は守らなければなりません、帝は仕方なく人間界への追放を宣告

 

人間界でも以前に家具屋姫が追放になったな~

 

雪の降る寒い日 猿の猿太郎が狐のお紺に「寒いから暖かくなることしようか~」と言い寄っております

 

そこへ兎の姿に変えられたかぐや姫がやって来ました

 

すぐに三人(三匹)は仲良くなります

 

しばらくすると寒さに震えながら、みすぼらしい旅の僧が通りかかります

 

もう何日も食事をしてないということで、同情した三人は手分けして食べ物や焚き木を探しに行くことにしましたが

 

新参者のかぐや姫は何も見つけることができず

 

失意のあまり自分の身を食料として捧げるべく、焚火の中に身を投じてしまいます

 

燃えさかる炎の中から助け出したのは旅の僧に化けた月の帝

 

人間界での心優しき振る舞い しかと見届けたぞ

 

この慈悲行を後世に伝えるため、兎の姿で月へ昇らせたのでした

 

月に見える兎にはそんな伝説があったのです めでたし めでたし

2021年4月 滋賀県長浜市

コメント (4)
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