かつてこの地には飛行場があった
正式名称「大日本帝国海軍局地戦闘機紫電二一型」
通称「紫電改」
こんな漫画に夢中だった昭和の時代
紫電改が主役だった映画も懐かしい
兵庫県加西市北条町の鶉野飛行場跡にできた備蓄倉庫前で紫電改の原寸大模型が展示されています
レプリカとはいえその完成度は高く ３４３空の機体番号も誇らしげだ
機体とは別に操縦席も復元されている
強力な２０ｍｍ機銃４挺に自動空戦フラップ 誉二一型発動機は１、９９０馬力を絞り出し 大戦中に活躍した戦闘機の中では屈指の性能を誇る
川西航空機姫路製作所組立工場の専用飛行場として建設整備された鶉野飛行場
大戦末期には特攻隊の出撃基地にもなった 現在も滑走路跡地はほぼそのまま現存している
秋風に秋桜が揺れる
２０２０年１０月 兵庫県加西市
米原から新快速で加古川へ さらに加古川線で粟生まで 初めて乗るローカル線用の１２５系車両
加古川線仕様の１０３系もやって来た
粟生駅はＪＲ西日本と北条鉄道さらに神戸電鉄が乗り入れる３面４線を有するユニークな地上駅 神戸電鉄６０００系が発車を待つ
粟生からは北条鉄道に乗り換え目的地の法華口駅を目指します 播州平野をのんびり走るフラワ２０００型気動車
こういう駅が寅さん好みなのよ
駅に接して建つ塔は西国三十三ケ所第二十六番札所法華山一乗寺の国宝三重塔を模したもの
国鉄時代の駅名を上書きした渋い駅名板
秋の実りの播州路
２０２０年１０月 兵庫県加西市、小野市
そろそろ閉門です お急ぎくださーい
夕陽に映える散紅葉が綺麗
琵琶湖の東、鈴鹿山系の麓に位置する天台宗の古刹
山号は釈迦山と称する
湖東三山のひとつ「百済寺」です
華頭窓から灯りがもれる本堂の佇まい
聖徳太子勅願により創建された近江国最古の寺院
四季折々の風情は「百彩寺」ともよばれる
遠望台から眺める湖東の風景 正面に比叡山を仰ぐ
秋の日はつるべ落とし
２０２０年１１月 滋賀県東近江市
かつては観音正寺の末寺が三十以上もあり繁栄を極めたというが、現在は教林坊というささやかな寺が一つ残っているだけである・・・ 白洲正子「かくれ里 石の寺」より
滋賀県近江八幡にある天台宗の古刹
境内を真っ赤に染め上げる紅葉はことのほか素晴らしい
小堀遠州作の庭には苔むした庭石巨石が点在し
別名「石の寺」とよばれる
秋の夕陽に照る山紅葉
晩秋の透過光を求め高低差のある境内を散策
書院脇の蹲踞は水琴窟で琴のように澄んだ響きが聞こえます
緑の苔と散り紅葉
境内を埋める紅葉の古木
侘び寂びの隠れ里
茅葺の書院を覆う紅葉
本堂のまわりは紅もみじ
過行く秋を惜しみ散る紅葉
ディープマゼンダの絨毯
小堀遠州の美意識が宿る名庭園
庭の隅には冬の風情も
２０２０年１１月 滋賀県近江八幡市
普段は非公開の数寄屋造り邸宅
花や紅葉は時節で色む
私ゃ常磐の松の色
新緑の名残と初秋の薫
双ヶ岡の斜面を利用した日本庭園
国登録有形文化財「旧邸御室」です
格調高い日本庭園の趣
茶室「双庵」の待合
由緒ある郊外邸宅建築
人気の「庭鏡」
２０２０年１０月 京都市右京区
