旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

秋の犬山お城まつり 「犬山祭 車山・からくり揃え」 其の二

2012-10-30 20:33:01 | 犬山祭

秋の日は釣瓶落とし。

 

日が暮れて夜車山の巡行が始まりました。

 

優しい提灯の灯りが町家の瓦屋根に映える。

 

丸提灯、末広、弓張り、大提灯、ぶら提灯等合わせて365個の万燭光。

 

電球の提灯では表現できない蝋燭の灯りが頑なに守られております。

 

来年も桜満開の犬山城下で、お待ちしております。

2012年10月 愛知県犬山市

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秋の犬山お城まつり 「犬山祭 車山・からくり揃え」 其の一

2012-10-29 19:44:56 | 犬山祭

金木犀かおる城下町の秋。

 

秋の恒例イベントとなった「秋の犬山お城まつり」です。

 

メインは国指定重要無形民俗文化財「犬山祭」の車山巡行。

 

美しさと・・・

 

力強さの調和。

 

三層構造の犬山型曳山は何処から眺めても優美だ。

 

絢爛豪華な金襦袢が秋の光に映える。

 

露店の誘惑に勝てないのが子供達。

 

艶やかな眺めですなあ~

 

何とも華やかな犬山城下の秋。

2012年10月 愛知県犬山市

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村国座子供歌舞伎・2012 「絵本太功記十段目・尼ヶ崎閑居の場」

2012-10-23 20:24:07 | 村国座子供歌舞伎

地歌舞伎では度々上演される時代物の傑作。

 

祝言をあげたばかりで出陣する十次郎。

 

涙ながらに見送る初菊の嘆き。

 

「夕顔棚のこなたよりあらわれ出でたる武智光秀ッ」

 

笠をとって竹槍の見得。

 

戦場から深傷を負って戻り、味方の敗北を告げ静かに息をひきとる十次郎。

 

「これ見給え、光秀どの」

 

子供達が熱演する伝統芸能の世界にすっかり魅せられてしまった。

 

秋の夜長、賑わう芝居小屋で芳醇な時間が過ぎてゆきます。

2012年10月 岐阜県各務原市

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村国座子供歌舞伎・2012 「弁天娘女男白波・稲瀬川勢揃いの場」

2012-10-20 19:30:17 | 村国座子供歌舞伎

「村国座」は明治15年に建てられた芝居小屋、国の重要有形民俗文化財で「各務の舞台」とも呼ばれる。

 

七五調の心地よいリズム、動く錦絵さながらの歌舞伎様式美の世界。

 

問われて名乗るも おこがましいが、産まれは遠州浜松在・・・

 

通称「白波五人男」・・・時を超え演じ続けられる河竹黙阿弥の傑作。

 

続いて次に 控えしは、月の武蔵の江戸育ち・・・

 

今日ぞ命の明け方に消ゆる間近き星月夜、其の名も赤星十三郎

 

さてどんじりに控えしは、潮風荒き小ゆるぎの・・・

 

♪牡丹の様なお嬢さん~シッポ出すぜと浜松屋~♪ 

 

芝居小屋の大向こうが唸る。

 

ふだん着慣れし振袖から、髷も島田に由比ヶ浜・・・

菊五郎も惚れ込む弁天小僧菊之助の艶姿である。

2012年10月 岐阜県各務原市

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村国座子供歌舞伎・2012 「伽羅先代萩・御殿の場」

2012-10-18 20:33:57 | 村国座子供歌舞伎

天井一面に吊るされた熨斗が波打つ。

 

毎年10月の第2土曜、日曜日に「村国座」で地元小学生による子供歌舞伎が上演されます。

 

今年の上演芸題の一つ「伽羅先代萩・御殿の場」

 

役者の子供たちは夏休みから稽古を積み重ねると聞く。

 

大人顔負けの見事な演技に毎年のことではあるが魅了されてしまう。

 

政岡は女形屈指の大役。

 

敵役の八汐が凄みをきかす。

 

お家騒動の最中に幼い若君をめぐる女達の抗争。

 

忠義と母の心の間に揺れる政岡の名演技。

 

歌舞伎三昧で過ごす豊かな秋の一日である。

2012年10月 岐阜県各務原市

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