重厚な山門が迎えてくれた
西国三十三所第二十番札所
「善峯寺」です
控えめに桜が生けられた手水舎
境内は西山連峰の中腹に位置し
所有地は３６万坪、境内地は３万坪におよぶ
見頃を迎えた「桂昌院しだれ桜」
経堂を背景に咲き誇る
樹齢３００年の由緒ある一本桜の存在感
境内のあちこちで椿も見頃
起伏に富んだ境内で咲き競う椿
桜の下で質素に品よく咲く
釈迦堂の塀際に咲く枝垂れ桜
春色の風にのって
京都市街へ参ろう
２０２１年３月 京都市西京区
高廊下の屋根を包み込むように咲き誇る「なりひら桜」
赤い椿の花手水
京都西山の丘陵地にひっそり佇む天台宗の古刹「十輪寺」
通称「なりひら寺」として親しまれている
六歌仙の一人、在原業平が晩年に隠棲し風流を楽しんだと伝えられる
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
平安時代きってのプレイボーイにして稀代の天才歌人名を冠した「なりひら桜」
高廊下、茶室、業平御殿の三か所から眺めたい「三方普感の庭」
推定樹齢二百年、恋とロマンあふれる逸話が残る艶やかな古木
移り気な春風に散りいそぐ花びらの風情
穏やかな春のひと時、桜色に染まる業平御殿です
２０２１年３月 京都市西京区
樹齢３００年以上
江戸彼岸の枝垂桜
訪ねたのは３月中旬
既に七分咲き
御城下に春の訪れを告げる魁桜
今年も祭囃子は聞こえない
ゆっくり花見を楽しむとするか
２０２１年３月 愛知県犬山市
織部に添える椿一輪
多治見市は虎渓山の山懐にひっそり建つ古民家カフェ「灯屋」
アンティーク家具が置かれたクラシカルな店内
美濃焼の産地らしく風雅な器に盛られたモーニング
いたるところに生けられた椿は早春の彩
隣接するギャラリー「好日舎」
店内で皐月を待ちわびる五月人形
テラス席にも椿の生け花が・・ 最近の美濃はお洒落な店に事欠かない
２０２１年３月 岐阜県多治見市
梅の名所は全国に多々あれど
歴史と物語に裏打ちされた伝説の梅花
「北野天満宮」です
暖かな陽気に誘われ
蕾も膨らみ 見頃は近い
全国の天満宮、天神社の総本社
祭神は菅原道真公
境内には国宝の本殿を取り囲むように摂社、末社が建ち並び
通称「北野の天神さん」としてして親しまれている
二月二十五日には「梅花祭」が開催される
東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
学問の神様が愛してやまなかった梅香る時節
手水舎も春の華やかな演出である
２０２１年２月 京都市上京区
