重要無形民俗文化財の「高千穂神楽」を重要有形民俗文化財の「村国座」の舞台で観賞する。
芸術の秋にふさわしい豪華な響宴です。
戸取りの舞では手力男が真っ赤な神面で登場。 髪の毛を振り乱し鬼気迫る形相に圧倒されてしまう。
天岩戸を開き、渾身の力で岩戸を投げ飛ばす。
舞台に設えられた 神庭(こうにわ)と呼ばれる二間四方の神聖な場所で神楽は演じられる。
人気の高い演目、御神体です。
イザナミとイザナギの男女が酒を飲み、ユーモラスな所作で場内を沸かせ観客の中にも降りてくる。
今回の村国座芸術文化公演では「高千穂神楽」の代表的な8種類の演目を楽しむことができました。
最後の演目は舞い開き。
天照大神の再臨を祝い喜ぶ舞いで、八百万の神が集まり舞開きの唄でお開きとなります。
何時かは神々が舞う高千穂の地を訪れ、神楽宿に身を寄せ夜神楽を観賞したいと思う。
2011年10月 岐阜県各務原市