「浮世絵・女ねずみ小僧」と言えば1970年代に女優・小川真由美さん主演で放映された時代劇。
女ねずみ小僧と呼びたくなる「ハッピーズ」は艶っぽい盗人被りで観客を魅了する。
「ゑびす連」は女踊り、男踊り、女法被踊り、チビッコ踊り、鳴り物そして名物連長と見所が多い。
網笠には人気者のシルエット。
大人顔負けの決めポーズに脱帽。
「一かけ二かけ三かけて、しかけた踊りはやめられぬ～」
盗人被りがもったいない。
Ｄｏ Ｙｏｕ Ｗａｎｎａ Ｄａｎｃｅ！！
「ゑびす連」の演舞を「阿波おどり会館」で見物すると必ず鶴瀬連長にステージへ引っ張り出されてしまう。
初めは恥ずかしくても、見よう見まねで足を運べば阿波おどりの楽しさを体感できる。
「えびす連」と共に舞台で踊った事実は阿波おどり見物の何よりの思い出である。
2012年8月 徳島県徳島市
阿波おどり期間中の徳島市内はこのポスターで埋め尽くされていた。
キャッチコピーは「無敵の二拍子」
モデルとなった「ゑびす連」の女法被踊り集団は「ハッピーズ」と呼ばれている。
男踊りの集団に紛れても無敵踊り子は目立ちます。
8月13日の南内町演舞場、提灯を持たない「ハッピーズ」の貴重な場面。
動と・・・
静の見事な調和。
2012年8月 徳島県徳島市
藍場浜演舞場に「うずき連」が踊り込んできた。 迫りくる見事な隊列に溜息が出る。
目線・・・しっかり頂きました。
昨年と同様のアングル・・・やはり不変の二拍子である。
この場面を一年間待ち続けていた。
余計なものはいらない、この美しき隊列こそが原点。
いぶし銀の鳴り物衆が優美な踊りを支える。
水も滴る雨上がりの名人芸。
ピント甘いし、フレアも目立つが、締めくくりはこの一枚。
2012年8月 徳島県徳島市
「うずき連」の鳴り物衆の衣装は格調高い「黄瀬戸」の趣を感じさせる。
男踊りの法被は「ブルーインパルス」
元町おどり広場で開幕を告げる流し踊りが始まった。 踊り子さんの笑顔が晴れやかだ。
幸運にも両国橋北詰で輪踊りに遭遇した。
男踊りのレジェンド法被に注目。
鳴り物衆と隣り合わせで観賞させていただいた。
こちらは阿波銀行本店ロビーで踊る「うずき連」
営業時間中の銀行ロビーを開放して阿波おどりが披露されるのは日本で徳島のみであろう。
磨きこまれたロビーの床に美しい女踊りが映える。
阿波銀行の粋な計らいに感謝。
こちらはショッピングセンター・タクトのこども広場、コミカルな背景に軽妙な男踊りが楽しい。
以上・・美しい「うずき連」の演舞が無料で至近距離から楽しめました。
2012年8月 徳島県徳島市
伝統芸能としての舞踊は簡素になればなるほど美しい。
今年の選抜阿波おどり大会は「うずき連」の演舞から始まった。
「うずき連」の演舞に派手なパフォーマンスがあるわけではない。
女踊り、男踊り、鳴り物の必要最小限の構成ではあるが・・・
優美な女踊りは折り紙つきである。
その女踊りにキレ味鋭い男踊りが絶妙に絡む。
若手踊り子さんの直向さに目を細めたり。
名人芸の所作に酔いしれたり。
想定外の写真仕上がりに苦笑したり。
阿波の夏は「うずき」に染まる。
2012年8月 徳島県徳島市
