「阿波おどり」が開幕しました。 「南内町演舞場』のオープニングを飾る「うずき連」
高張提灯に先導され女踊りが圧巻の横8列隊形で迫ってくる。
思わず息を呑むほど美しい群舞。
「阿波のうずきは桜に染まる 踊りゃおもても桜色」
真夏の桟敷を桜色に染め上げてゆく。
女踊りの後ろに控えるは、
涼し気な衣装を纏い、切れ味鋭い男踊りの集団。
近年は若手の台頭が著しい男踊り、芸達者のベテラン陣にほどよく絡んでおります。
女踊りを上回る艶やかさの三味線奏者。
修練を重ねた立ち姿からは品格が漂ってまいります。
男踊りの名人はマルチプレイヤー、鉦、太鼓、時には高張提灯も掲げます。
その音色、味わい深し。
「阿波おどり」期間中のデイタイムには「あわぎんホール」で「選抜阿波おどり」が開催されます。
観客は冷房が完備した屋内で洗練されたステージ演舞を堪能する。
刻々と変わる照明の演出はステージならではのお楽しみ。
数年前までは「あわぎんホール」と「徳島市立文化センター」の二カ所での同時開催であったが、
現在では「あわぎんホール」一カ所のみの開催となっている。
したがって、写真を撮る者にとってお目当ての席をゲットするのは至難の技。
最前列からでも照明機器が画角の邪魔になり、二列目以後からは前に座った観客の頭が悩ましい。
座高の低い寅さんにとっては肉厚の座布団を持ち込みたくもなる。
「両国本町演舞場」に「うずき連」がやって来た。
本格的な桟敷の始まりは戦後間もない1947年に両国本町一丁目に開設された。
伝統ある無料桟敷は人気があり地元からの支持も高いと聞く。
三味線を弾く女性の姿は粋である。 モノクロで仕上げてみた。
歓楽街に程近い「紺屋町演舞場」 阿波尾鶏の焼き鳥とビールで一服後、ほろ酔い加減でパシャリ!
まだまだや~!! これから「藍場浜演舞場」でひと踊りしまっせ~!!
「うずき連」の初日が終わろうとしていた。
2018年8月 徳島県徳島市