近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “琉球諸島”の気候・風土

2007年12月05日 | 歴史
琉球諸島の気候風土は高温多湿で、年間降雨量は2,000mmを超え、降雨日数も年間125日と雨が多く、叉年間を通して最高・最低の温度差が少ないことから、季節感はおおむね夏・夏・夏・冬といった感覚であると云う。

年間を通じ降雨量は多いが、特に台風と梅雨シーズンの降雨が多く、大きな河川がなく直ぐ海に流れてしまうだけに、気候・地形的に沖縄中部・南部では水不足に陥りやすい。しかし近年は、森林に恵まれた沖縄本島北部から中南部への導水が進み、断水に見舞われるシーズンは減ったと云う。

日差しの強い夏でも30℃を極端に超える日は少なく、冬でも16℃前後の暖かさで、10℃を切る日はほとんどないらしい。
湿度は年平均77%と高いが、年間の平均風速が4.7m/sもあるので、割合に涼しく過ごしやすいと云う。

地震列島の日本にあって、沖縄県は地震が少なく、火山噴火による災害の心配もない。“地震地域係数”は、地震活動が活発な静岡県では“1.2”と全国で最も高いが、沖縄は“0.7”と最低で地震危険度は小さい。

亜熱帯海洋性の気候と暖かい黒潮の海に恵まれた琉球諸島では、様々な動植物や海洋生物を豊かに育んできた。





写真は、沖縄離島上空から見た珊瑚礁及び沖縄離島に見る珊瑚の森。
目の覚めるような美しい極彩色の魚たちが泳ぐ琉球諸島の珊瑚礁は、その種類の豊富さと雄大なスケールにおいて、世界有数の海域として注目を浴びてきた。

特に西表島のジャングルは、“日本最後の秘境”とも呼ばれるほど原生林を保っており、そうした中でひっそりと生き延びてきた動物たちには、珍種・新種も多く、生物の宝庫といわれる由縁でもある。









写真は上から、沖縄県産の代表的緑黄色野菜、ゴーヤ・島菜・島ラッキョー及び料理に使われる、青パパイヤ。

このような気候風土の中で育てられた沖縄諸島の主要農産物には、パイナップル・サトウキビ・パパイヤ・マンゴのほか、ゴーヤ・島菜・島ラッキョウなどビタミンを豊富に含んだ緑黄色の野菜が挙げられる。

叉牛・豚を中心とした畜産農業も盛んであり、近年は養殖漁業も多くなりつつあると云う。

と云うことで、亜熱帯性の豊かな自然に恵まれ、華麗な琉球王朝の文化遺産を残す沖縄諸島は、年間5百万人を超える観光客を迎えており、今後とも観光立県として脚光を浴びていくと予想される。


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