近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 沖縄の食文化・“沖縄の茶碗蒸し”とは!

2008年04月06日 | 歴史
茶碗蒸しは、“おかずランキング調査”ベスト10傑の後ろのほうに入っているが、茶碗蒸しにもおふくろの味を想い起こす戦後派、団塊の世代が存在するのではないか?

茶碗蒸しは、湯飲み茶碗のような筒型のお茶碗に卵と出汁、そして数種類の具材を入れて蒸す和食の一つで、一般的な具として知られているのは、鶏肉・エビ・しいたけ・かまぼこ(叉はなると)・銀杏、そして茶碗蒸しの上にのせるミツバ等々。

茶碗蒸しは、1790年代に京都・大坂に始まり江戸、長崎に広まったといわれている。1866年長崎に茶碗蒸し専門店が開業し、現在でも“吉宗”の屋号で営業していると云う。

茶碗蒸しの美味しさは蒸し時間に左右されるらしいが、昔は蒸し器を使って作っていた茶碗蒸も、現在では圧力鍋や電子レンジでも作れている。
叉茶碗蒸しは、蒸す火加減が難しいらしく、ちょっと火力が強かったりすると、表面に小さな穴ができて見栄えが良くない。



写真は、エビ・鶏ささみ入り茶碗蒸し。

懐石料理などで馴染み深い茶碗蒸しの具は、鶏肉・海老・しいたけ・銀杏・三つ葉が凡そスタンダードだったが、具にカニカマぐらいしか入っていない、おまけのような茶碗蒸しには、がっかりする。





写真は、マツタケ入り茶碗蒸し及びフカヒレ入り茶碗蒸し。

一方豪華な茶碗蒸しには、フカヒレ・マツタケなどを惜しみなく使ったものもある。
一般的には、具として旬の牡蠣・タケノコ・キノコなどが入り、茶碗蒸しを食べ進まないと何か入っているか解らない、驚きの出会いや忘れかけていたときめきを感じ取れるのが、茶碗蒸し本来の隠された狙い・魅力ではなかったのか?







写真は、かぼちゃ入り茶碗蒸し、梅干入り茶碗蒸し及び洋風コーン茶碗蒸し。

具が梅干やかぼちゃだけの茶碗蒸しも人気があるらしいが、茶碗蒸しの歴史にも大きな変化の局面を迎えていると云えそうで、鶏肉・えび・椎茸・銀杏などが入った定番茶碗蒸しは、迷宮入りになるかもしれない。





写真は、沖縄のアーサ茶碗蒸し及びモズク入り茶碗蒸し。

沖縄の海藻類と云えば、アーサとモズクが閃くが、沖縄特産のアーサを使った茶碗蒸しは、昆布出汁に海塩・薄口醤油で味付けして食べてみたい一品。

叉石垣島の海塩・天然モズクを使った、茶碗蒸しは最高の贅沢と云える。



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