近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

高槻市の安満宮山古墳とは!そのⅠ

2010年01月17日 | 歴史
高槻市の安満宮山古墳
安満宮山古墳は、高槻市安満御所の町にある市営墓地公園内に所在する。

この地は、京都府亀岡市から続く山並みの大阪府側南斜面にあり、淀川を挟んで対岸の枚方市をはじめ大阪平野を眺望できる。





写真は、高槻市営墓地公園内の安満宮山古墳墳頂から望む、現在の市街地光景及び整備された安満宮山古墳現場。

安満山は、平安時代から春日神社の神域として守られてきた聖なる山と云われている。

本古墳墳頂から見下ろす高槻市市街地、左手彼方には生駒の山が見え、その向こうには奈良盆地が広がるという位置関係。









写真は上から、平成22年1月現在の安満宮山古墳への登り口、登り山道沿いの墳丘、山道の様子及び平成9年発掘調査後の安満宮山古墳現場。

魏にはない元号「景初4年」銘の銅鏡が出てきた三角縁神獣鏡に対して、日本海側大田南5号古墳に続き、より奈良に近い当地で「青龍3年」銘の銅鏡が出土した。

安満宮山古墳は、古墳時代の最も早い時期につくられた古墳で、高槻市東部の安満山の中腹に築かれた。

平成9年この地を墓地公園として整備するため発掘調査が行われたが、その過程で長大な木棺を収めた石室が発見された。




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