■朝露をたたえた薔薇
風は冷たく、気温8度の早朝に出かけました。深大寺の傍、都立神代植物公園は、秋薔薇の頃、8時に開園するのです。
朝露に濡れた、薔薇の香りにつつまれる、人の少ない時間。夢観る時間です。
こんな優しい薔薇を愛でたり。
そのまま花束のようだと、ニッコリしたり。
中間色に見惚れたり。
紫の薔薇は、黒と並ぶ、創り人の憧れ。
レースの縁取りのように、グラデーションが美しい!
デジタルカメラ故の、写真撮りまくり(笑)で、幸せな時代です。
薔薇園には、花屋さんがでていて、10本千円で選ぶことができます。
溢れるばかりの薔薇に囲まれた後、優しい色を選んで、我が家に連れてきました。
『昔に作られた薔薇は、香りたち、最近に造られた品種は、香りを抑えている。時代によって、求められる美は違うのですよ。』
花屋さんの言葉に、はっとしました。
そう、ちびの頃、薔薇の頃はむせかえるような香りと思ったものでした(微笑)。
今はほのかに香る薔薇。消臭剤と香る柔軟剤に囲まれる国、ニッポン。不思議に溜息をついた朝でもありました。
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