過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

ローマっ子に人気の店に5:プルーンのすがしさ

2016-10-04 01:06:00 | 旅日記
★飛び込み記事です★

赤ワインを楽しんで飲みながら、回りのお客様を拝見していました。パスタがよく出ているなっと気づきました。いい香りが様々にするので、次回は是非っと思いました。
六人のテーブルに六種類を同時に出すとは、凄いかも(笑)。キッチンに二人+オーナーなのに…。リピーターであろう、スタッフと話が弾んでいたお客様が同じパスタを二人共、しっかり盛りでもらっているのとは、対照的でした。



■Anatra alle Prugne
■Duck with prunes
■プルーンで鴨

かくして三皿のお料理がやってきました。写真は私のセコント、メインです。
テーブルに置かれる前から、甘やかなコクが載った香ばしい鴨の香りがしていました。
おお、素敵な!
鴨の赤ワイン煮に風味付けで刻んだプルーンが入って、豊かなとろみを作ってくれるものですが、これは違うっ!

鴨の表面はかしっと焼き上がり、プルーンの甘く深い香りと鴨脂でしっとり包まれています。プルーンをペイストにしてオーブンで焼いてから、強い揮発性のあるアルコールと粒のままのプルーンを焼き会わせたら、こんな食味に仕上がるように思いました。きれいな透明感のあるお酒…グラッパがあるイタリア。ブランデーでフランベするフレンチを思えば、同じ贅沢をするかもしれません。



■ズッキーニ炒め (ごく僅かなパンチェッタと唐辛子)

最初の注文の折りに、鴨には野菜料理があったほうがいいのでは?とすすめられて。カルチョーフィは時期外れだから、ズッキーニを炒めましょうか、との提案をうけていました。
見た目はシンプル(笑)。パンチェッタはごくわずかで、刻んだズッキーニです。
これが、驚きの塩気(笑)…といったら、ローマっ子のマンマは塩壺を片手に調理するって言われているのよ、と、さらっと応えられました(笑)。

確かに、ローマは塩を使う料理意識が強いです。食材保存の基本は乾燥か塩漬けだったローマ時代からの、伝統の塩使いだろうかと、思いました。
正直、東北の日本海側なんか敵わないほど(笑)に塩味でした。9月中旬のローマは滴り落ちる汗の日中でしたから、塩味は最初はありがたかったのでしたが…(笑)。
後で、この話をローマ人にしたところ、アル・パンテオンは塩がたりない時があるって言われてるよっと、言われて苦笑しました。

確かに、炒めズッキーニ以外に、そこまでの強さはわからなかったです(ニッコリ)。
食文化は様々で。それを直に味わうことが旅する醍醐味であるはずです。



かくして、鴨に接近です。このかしっとしたのを切ると、ふっくらした鴨がジュワッときました。ウマウマ。
ぶれぶれ写真になってしまうほど、熱心に食したのでした(笑)。

赤ワインとの相性はピッタリ♪ プルーンの奥にある鉄味と赤ワインが、きれいに繋り、余韻にとかしこんで連れていく。また鴨やプルーンを食べたくなり、飲みたくなる(笑)。
やられたっ(爆)と思った選択でした。

鴨とプルーン。これは自分でも作れるようになりたいお料理に出会いました。重さと健やかさが同席する一皿でした。


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