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過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

8月に桜おこわを炊いて、だしとあわせる

2022-08-09 21:00:00 | 美味しい食
だしは、熱々のご飯に、文句なしに合います!(ニッコリ)

○桜おこわ (桜の塩漬けを加えて炊くおこわ)
○わかめ、じゃがいも、人参、油揚げの味噌汁
○だしアルモンデ →前記事★
○温泉卵
○食後に桃
○冷やし焙じ茶



桜おこわに、だしを載っけて。しみじみ、香りのコンビネーションを楽しみました。
香味野菜が香りを重ねて、暑い季節に、元気な気持ちを届けてくれました。


★この後は、長い昔語りです★
8月に桜おこわがあるのは、私の育った家の行事のようなものです。

8月は終戦の月。第二次世界大戦を超えてきた、私の祖母は、沢山の親族や家作を、戦争で失ってきた世代です。
祖母にとって、戦争は二度とあってはならないもので、8月になると、戦中食が食卓にでて、戦争になると、食べ物もないの、と教えられたものでした。

満州に嫁いだ、ねえやさんは、引き上げの折に、恵んでもらったコウリャン飯で、命を繋いだそうです。戦争が悪くなるまでは、現地の貧しい人が食べるコンリャン飯を蔑んだけれど、養われた…と、祖母の話を聞きました。

コウリャンは雑穀で、薄赤い色に炊けるから、お赤飯みたいにみえるけど、硬くて食べられたものではなかった、と、引き上げてきた、ねえやさんが、祖母に話した、と。

故に、祖母の戦中食には、コウリャンを混ぜた、塩おこわが、ありました。それでも、餅米に混ぜたのだから、本物には比べものにならない、ご馳走でしたでしょう。。。
が、わずかばかりを、珍しがって食べた、チビの私がお腹を壊したため、次の年から、母の工夫で、桜おこわを蒸して、コウリャン飯の代わりに、チビには与えられたのでした。(微笑)

それから、長い時間がたって。仕事で訪れた北京の市場で、私はコウリャン飯のちまきのような物に出会います。
硬かった、たった一口。これが繋いだ命を想って、涙しました。

8月9日。長崎に原爆が落とされた日。
『八月がくるたびに』(おおえ ひで著)に描かれた、眩しい空に浮かぶ雲に、あの日逝った子供たちが帰ってくるのを、私はまだ、まっています。今日も空を見上げました。戦争をする隣国をもつ日本を、どんなに案じているだろうかと、私は思いました。

コウリャン飯を模した、桜おこわを、食すのは、やっぱり八月なのです。忘れないで、伝えないとならないのです。

長い昔語りを読んでくださって、ありがとうございました。


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我が家の『だし』アルモンデ

2022-08-09 13:13:00 | 日いづる国の伝統食


八日に立秋を迎えたので、これからは残暑を乗り切る!に、気持ちを切り替えます(ニッコリ)。
暑さで落ちていく食欲を補う、香味野菜、佃煮、ちょい辛旨味の出番です。

写真は『だし』です。山形のだしを、念頭において、その時アルモンデ、我が家の香味野菜をあわせます。
大事なのは『がごめ昆布』です。納豆昆布とも呼ばれる、醤油や酢に合うと、粘りをみせます。我が家は北海道から取り寄せています。


[材料]
○紫蘇 10枚
○茗荷 2本
○生姜 3cm長ほど
○胡瓜 1/2本ほど
フルーツ蕪 1/2玉ほど

がごめ昆布 ふたつかみほど 
△味醂 大さじ1と1/2
△醤油 大さじ3
△千鳥酢 小さじ1と1/2ほど

材料の香味野菜に欠けたくないものは、○で示しました。蕪は、茄子であっても、豆であっても、茹でたきのけ茸であっても、その折々を楽しみます。

[作る]
△を混ぜ合わせておく。
生姜は2〜3mm角に刻む。他の野菜は、5mm角目安に刻む。
胡瓜や蕪は、塩(分量外)をあてておき、15分ほど置き、しっかり絞る。
清潔な容器に、野菜をいれ、トップにがごめ昆布を散らし、合わせ調味料をかける。
蓋をして室温に15分ほどおき、がごめ昆布と野菜をかき混ぜてから、冷蔵庫に寝かせる。一晩おいてから、召し上がれ。


載っけた直後のがごめ昆布は、ピンっとしていますが、調味料、野菜の水分を吸って、旨味をひろげる準備ができます。
そこまで、室温で待ってから、混ぜ合わせてください。



漬けたては、野菜の色がきれいです。これが合わさった色に変わる頃、とろみがついた『だし』が出来上がります。

冷蔵庫に置くとはいえ、3日手前で食べ切る量で。折々に作って、野菜の力、活かしきりましょう(ニッコリ)。


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ヘルシーを目指す、こんにゃくポンチ

2022-08-09 05:55:00 | 美味しい食


暑い時期には、昼下がりに、ヒンヤリ甘味を加えて、一息つきます。
白桃、キウイ、みかん、黄桃、パイナップルがみえるフルーツポンチ。
白玉に、透明感があるのが、不思議でしょ? もっちりして、クニュッとして面白い食感でした。白玉状こんにゃくです。



私は、白桃(あかつき)、キウイ・グリーンを準備しただけです。
■こんにゃく屋のフルーツポンチ(岡山県)
白玉状こんにゃく、アロエ、温州みかん、黄桃、パイナップルが入っている、とあるのを買いました。

デンプンを混ぜて作っている白玉状こんにゃくは、全く、こんにゃく臭はありません。アロエより弾力性があって、面白いです。
真夏のヒンヤリ甘味から、罪悪感を除くひと工夫でした。毎日のことだから。うふふ。


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