NOVAで英会話をなっていた時、様々な英語の方言に接することになった。。
標準的な米国東海岸ボストンあたりの発音から、カリフォルニアの甘ったる発音に、イギリスのクイーンズ・イングリッシュなど様々だ。
英語の種類も千差万別だったうえに、こっちは英会話初心者レベルなのでちんぷんかんぷん。
先生が何を言っているのか慣れるのに相当な時間がかかるものもあり、
「先生のアクセントが随分違うんですね」
と苦情とも感想とも言えない一言を受付で話したら、
「色々な英語を学ぶことで実力がつくんですよ」
その時は「あーなるほど」と思ったのでが、よくよく考えてみると日本語を覚えるのにクラスごとに大阪弁や江戸弁、鹿児島弁や津軽弁などが錯綜すると覚えられるわけはない。
その時は体よくウソをつかれたのだろうと、今は思うことにしている。
もっとも私の英語上達の秘密は二人のオーストラリア人の友人であった。
2人はもともと私の通っていた英会話スクールの先生だったが、意気投合して一緒に飲むようになるは、旅行はするわ、で私もすっかり2人との付き合いで英語を覚えることに成功したのであった。
もちろん2人はオーストラリア人だったのでオーストラリア訛り。
初めてあった時に、「わっちゃないむ?」と訊かれた時は、「何いってんの?」とさっぱりわからず。
「ないむ」が「ネーム」で、「あいと」が「エイト」であることを知り、
「おー、深遠なる田舎訛り」と感動したものであった。
NOVAで困難に感じた英語はテキサス訛り。
NOVA入学時のレベルチェックをしたのがダラス出身の先生で、その時出された質問のほとんどを聞き取ることができず、英会話歴2年の私が最下位クラスに入れられたのは大きなショックなのであった。
そのレベルチェック後、ボストン出身の友達に、
「実はNOVAへ行ってレベルチェックを受けたらテキサス人でね」
「へー」
「何を行っているのかさっぱりわからなかった」
と言ったところ。
「私もテキサス人なんか何を言っているのかわからないわ」
と彼女も答えたのであった。
アメリカは大きな国だな、と思ったのは言うまでもない。
で、次に聞き取りに困難を感じたのがスコットランド人の先生だった。
この先生、非常に分かりやすく授業をしてくれようと努力していたのだが、いかにせんスコットランド訛り。
テキサス訛りほどではないけれども聞き取るのに苦労した。
そのスコットランドが独立の国民投票をして否決された。
イギリスからの独立は、もしかすると訛りにも問題があったのかも、と変な勘ぐりをしているところである。
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