<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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昨年読んだ書籍で最も印象に残ったノンフィクション作品が「クラカトアの大噴火」だった。
1883年にインドネシアのジャワ島とスマトラ島の間にあるクラカトア火山が大噴火した。
その爆音は香港はもちろんインド洋を横断してスマトラ島でも耳にすることができ、しかも衝撃は地球を6周回ってロンドンでも気圧の変化が観測されたという。

この規模に匹敵するのだろうか。
昨日発生した南太平洋にあるトンガの火山島の大噴火で日本と米国は津波警報を発令。
日本では実際に津波が発生して太平洋沿岸のほとんどに津波が押し寄せた。
幸いなことに東日本大震災の時のような10mを超えるようなものはなく高くても2m以下なので被害もほとんどない。

問題はメカニズムがわからないことにあるという。

日本の周辺国家では潮位の変化は観測されず、なぜ日本だけで津波が発生しているのか今のところ不明なのだという。
クラカトア大噴火のときのように気圧の変化が観測されているが、それが影響しているのか。
単に大噴火だけでは説明がつかないのだという。

今回の爆音は太平洋を半分横断してニュージランドでも聞こえた。
クラカトアの時代と違って衛星写真もあるので科学的分析は大きく異るものになるに違いない。
しばらくこの分野の科学から目が離せないのだ。


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