<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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トンガの「なんじゃらかんじゃら」という海底火山が爆発してその上に乗っかっていた島が消滅。
世界に衝撃とまではいかないまでも「ビックリ」が拡散している。
一夜で島が無くなってしまうのはB級SF映画でもないとなかなかお目にかかれない現象だ。

そこで俄に注目を浴びているのは富士山大爆発。

今朝もテレビを見ていたら「もし富士山が噴火したら」という昭和なネタが掘り返されており、
「そんなこと心配するんやったら首都を京都に戻さんかい」
などと思いながらホットコーヒーでバナナを食べていたのだった。

今回のトンガの火山噴火が他人事ではないことは日本人ならよくわかること。
日本は富士山だけではなくちらこちらに火山があって噴火するもの静かなものと千差万別である。

私の住んでいる大阪にも火山がある。
二上山という名前で大阪と奈良の県境にあり、その裾野には河内飛鳥や大和葛城など日本の歴史がスタートした地点が点在する。
山の頂上には天智天皇のお孫さんにあたる大津皇子の墓陵もあり山として安定しているため大阪府民の多くはここが溶岩の山であることを知らないし、1000年以上何もないので知る必要もないのかもしれない。

そんなほぼ死んでいる火山などどうでもよく、実は日本人にとって最も恐ろしいのは阿蘇山が大噴火することなのだ。

学生の時に読んだ科学本(芸大生だったのになぜか科学本が好きだった)なので情報が古いかも知れないが、日本列島における最も恐ろし火山は阿蘇のカルデラ。
あそこ(洒落ではない)の地形がなぜカルデラになっているかというと、数万年前まで何度か大噴火を生じ、九州の大部分が阿蘇の火山になるということになったのだという。
噴煙、火山灰は地元九州はもちろんのこと中国・四国を埋め尽くし、関西・東海
も焼き払い、関東まで堆積することになったのだという。
今も関東の地層を掘ると場所によっては阿蘇の噴火の残滓があるとのこと。

この記事を読んだとき、ホンマかいなと少々疑ってみたけれども、実際に阿蘇にいったり海外の事例を見るにつけ、
「これはありうる。こわ〜」
となるに至ったのだ。


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