<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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もうすぐ1月17日。
阪神大震災が発生した日だ。

あの時もそうだったが地震が発生するとどういうわけか「後出し」預言者が現れて、
「だから私は警告していたのだ」
なんてことを宣って顰蹙を買っている。
阪神大震災の時も災害を予測したという宗教家や科学者が現れた。
ただあまりに巨大な災害だっため、その殆どが無視されたが今回のハイチの地震は発生した場所が発展途上国だったからかどうかは分からないが「預言者」や「科学者」が現れ好き勝手なことを述べている。

アメリカでは有名なテレビ教会の神父のおっさんが「地震が起きたのはハイチの人々が悪魔と契約したからだ」なんて言って物議を醸し出している。
人々が災害に苦しんでいるときに「悪魔と契約して」なんてよく言えたものだ。
被災した人々の不安を煽り、しかもそこに「悪魔」という宗教と密接に関わる想像の産物を登場させるなど、どこかの胡散臭い占い師のオバハンと同じではないか。

また、「この地震は私たちが以前出した論文で警告していたものだ」と宣う科学者も現れた。
知っていたけど黙ってた、みたいな感覚だ。

以前、富士山大噴火で世間を騒がせて静岡県や山梨県に大規模な風評被害をもたらせた人がいたのだが、その人のほうがまだましかも知れない。
起こっていないことに自信をもって「起きる」と宣言する、その勇気は後出し預言者よりはよっぽどマシだといえるだろう。

実際は目くそ鼻くそでどっちもどっち。
人の弱みに付け込んで不安を煽るのはインチキビジネスの常套手段でもある。

それにしても災害を食い扶持にする人のなんて多いことなんだろうか。

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