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ロシアがウクライナのNATO加盟を必死のパッチで阻止しようとしている。
その理由がやっとわかった。
それは米国との対立でもなく、旧西側との軍事的対立でもない。
たぶんそれはロシアがヨーロッパで村八分になることに危機感を感じていることが最大の原因であることにほぼ間違いないであろう。

しばらく勉強していなかったこともありNATO加盟国が劇的に増えていることを私はまったく知らなかった。
実は私の知識は高校生頃に習ったソ連のワルシャワ条約加盟国に対する西側諸国によるNATO構成というところで止まっていたのだ。
従って冷戦終結もソ連崩壊も東西ドイツ統合も何もかも考慮にはいっていなかったのだ。
不勉強で無関心にもほどがあるっちゅうねん。

で、最近ニュースでロシアがウクライナに侵攻するかもということが盛んに言われていたので、
「もともとウクライナってソ連ちゃうの」
とロシアの圧力を不思議に感じていたのだ。
で、念のためにNATO加盟国を調べたところ愕然としたのだ。
なんと1990年代後半以降、旧東ヨーロッパ、旧ソ連邦の国々が次々にNATOに加盟。
今やNATOに入っていないのはウクライナ、ジョージア、グルジア、ベラルーシぐらいで、このうちウクライナとジョージアはNATO入り熱望しているという。
ウクライナは今もめているので尤もだが、ジョージアはあのソ連の優秀な外相だったがシュワルナゼが初代大統領を務めた国。
そこまでが西側のNATOへの加盟を希望しているとは。

残るはグルジアとベラルーシぐらい。
さすがたったの3国同盟ということになるとロシアとしても面目丸つぶれというようりも「オレってそんなに嫌われ者なのか!」という衝撃のほうが大きいのだろう。
畢竟、ジャイアンじゃないがプライドが高いだけに暴力に訴えている、というのが実情のようだ。

村八分が嫌なら、いっそのこと「オレもNATOへ入れてくれ!」とロシアもアメリカにお願いしたらどうだろうか。

ん?
その場合の仮想敵国?

習さんの国があるじゃないですか。
習さんの国は世界の仮想敵国。

あんがい、世界平和のためには良いのかもしれない。



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