<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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身体のあちこちに見えない不具合が生じてくると、正直あまり気持ちのいいものではない。
年齢的にも思わぬ病を得たためにあちらへ旅立つ同世代の者もいなくはない世代でもある。

お酒ストップをもらう随分前から体重計はタニタ製を使っていた。
この体重計。
体脂肪や内臓脂肪の量をカウントできるというスグレモノなのだ。
それでもいろんな機能はついていても体重ぐらいしか見ないのであまり気にしなかったのだが、検査で思わぬ結果を見てしまってからは気にするようになってきた。

サイクリングを日常的な健康ツールとしだした頃から体重が下がってきたことはドクターストップの項でお話したとおり。
100kg台が80kg台まで下がるのにはそれなりの時間を要したが、明らかに健康的な体重の減り方なので致し方あるまい。
その体重が減るにつれて体脂肪率も下がり始め、肥満の警告レベルだったのが、今では標準に収まっている。
筋肉量は肥満していたときから多かった。
「相撲取りの体格」
と自分自身で揶揄していたぐらいなのだったが、体脂肪率が下がって筋肉量も微増しているので、体格的にはムキムキになっていてもおかしくない。
ところがサイクリングで健康状態を作り出している関係からか足はムキムキだが、腹のあたりはプニョプニョのまま。
腹筋、背筋は鍛える必要がまだまだある。
BMI値も改善し、基礎代謝量も健全。
結果的に肉体年齢は実年齢よりも一回り以上若いという結果がでて、なかなかニンマリすることもなくはない。

ところが、ただ一つだけなかなか下がらない数値がある。
内臓脂肪量。
これが難しい。

毎年受ける人間ドックで明らかになっていたのだが、内臓を脂肪が取り巻くいわゆる「脂肪肝」の状態が現出しており、これは改善の余地があると病院からも指摘されていた。
脂肪肝は今回のドクターストップの要因ではない。
で、この肝臓だとか、なんだとかに付着した脂肪分を燃焼させなければならないのだが、これが凄くやっかいなのだ。
体重が下がろうが、筋力が増えようがなかなか内臓脂肪は減らない。

長年かけて蓄積されてきたような負の貯蓄(=国の財政赤字みたいなもん)なので容易に精算することができない。

「脂っこいものを食べては駄目」
と言われ、
「酒も駄目」
「塩分も控えめに」

となると、食事は何を楽しみにすればいいのやら。
いっとき、
「明太子は塩分が多いから駄目」
「ラーメン、とんかつは脂がおおいからだめ」
「焼き肉行ったら脂っこい上にビールを飲みたくなるから、これも駄目」
とカミさん言われたのでムカッ腹が立ってきて、
「じゃあ何も食べずに飢えて死のう。そのほうが人生豊かだ」
と言ったら喧嘩になった。

しかし結局は量の加減なのであって明太子1つとっても一度に2つも3つも食べると身体に悪いが、3分の1づつ食えば問題ない。
ラーメンも大盛りで唐揚げセットはやめて、醤油ラーメンでつゆを残せば問題ない。
そもそも全体の量を少なくすればいいわけで、となって、とりあえず納得した。

それでも体脂肪の数値は下がらず、
「がんこやの」
と思った。
やがて自転車で月に300kmほど走り始めた頃にやっと0.5メモリ減った。

「おお!」
と感激したのは言うまでもない。
それでも内臓脂肪過多の状態にあることは変わりがない。

「朝のランニング。それも朝食前にランニングするのが内臓脂肪燃焼にいい」
とある雑誌記事で読んだ。
ランニングはあまり好きではないので起きて朝ごはん前に10kmから20kmほど自転車で走ってみた。
すると、なんと腹が減ってたまらんことになってしまったのだが、内臓脂肪がさらに減った。
ところが直後に出張ででかけた都内で「とんかつ」を食べたら、すぐに元に戻ってしまった。

ともあれ暑い季節の今こそ、朝食前のサイクリングに勤しんでみたいと思っているところなのだ。



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