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関東圏では電力需給が逼迫しているという。
先の地震で火力発電所が被害を受けた関係でもともと余裕がなかった電力量がより少なくなって今年の冬はブラックアウトが発生するかも知れないほど深刻だと、テレビのニュースでも伝えられている。
そこにウクライナへのロシアの侵略。
このためロシア起源のエネルギーの輸入がなくなって燃料費が高騰。
おまけに欧州を支援するために東南アジア由来の天然ガスがほとんどの日本も、その貿易分を友好国に分ける必要が生じて、値段は上がるは節約せんといかんわで大変になってしまった。

ここで必要なのが、原子力発電所の再起動。

もともと東日本大震災前は電力の半分以上が原子力になっていたので、それをストップしてしまうと電力量も不足するというもの。
なんだかんだ物議を醸しながらも関西電力や九州電力はいくつかの原発を再起動している。このおかげで関西以西は電力逼迫は起きていないが、この原発も年代が古い設備なのでいつ止めなければならない状態になるのか難しいところだ。
とはいってもエネルギーは必要だ。
しかも安定した電力源として原子力を無視することはできない。

原子力発電所の地震対策はほとんど完了ということだが、ここにきて大きな問題が発生している。
というか元々問題ではあったが、あえて誰もタッチしなかった話題だ。

それは原子力発電所を守る防衛力。

ロシアのウクライナ侵略でも原子力発電所が攻撃を受けた。
これは誰もが危惧していたアンタッチャブルな現実だ。

同じようなことが日本でも起こる可能性を考える必要がある。
日本はウクライナよりも原発が多い。
おまけに平和ボケのために武力で原発を守るという発想がなかった。
曰く、
「原子力発電所はミサイル攻撃を受けても壊れない」
と。
でも、津波で電気系統が簡単に壊れたわけだから原発原子炉を直接攻撃しなくても電気系統を攻撃されれば福島と同じことが発生する。
津波は狙ってこないがテロ国家とテロリストはそこを狙ってくる。

原発の再起動は必要だ。
でも政府はその防衛をきちんと国民に説明する必要がある。


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