<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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現在の科学技術でも天気予想の的中率は極めて低い。
信頼度が確保できるのは今日と明日の二日間だけだと言われているくらいだ。
つまり3日目からはあやふやとなり、一週間予報は不確実。
長期予報はほとんど予言の世界だという。
例えば地球シュミレーターや理化学研究所の京といったスーパーコンピュータを使用して超複雑で膨大なデータを処理させても、長期予報は下駄占いと大して変わらないということになる。
まったくもってカオスの世界は予測しがたい。

一方、天気予報と反対に、めちゃくちゃ的中率の高い予想も世の中にはある。
例えばお隣の国の皆さんの行動だ。

CNNニュースによると、サンフランシスコで発生したアシアナ航空機による事故の被害者83名がボーイング社を相手取って訴訟を起こしたそうな。
なんでも着陸に失敗したのは飛行機の故障した計器のせい。
従って自己の責任はボーイング社にある、という理論だ。

すでに事故発生当時からネット上では、
STEP 1:パイロットはベテランで優秀で、従って操縦が原因ではないと主張
STEP 2:飛行機か気象に異常があったと主張
STEP 3:飛行機が故障
STEP 4:飛行機が悪いと主張
STEP 5:飛行機の故障していた部分を作った日本企業が悪い
STEP 6:だから日本政府が賠償を負うべきだ
という経過を辿るのではないかと囁かれていた。
サンフランシスコの事故は日本のせいだと。

私はその情報を目にして、
「いくらなんでも、そりゃないでしょ」
と思っていたのだ。
でも、事実は予想通りの展開で、飛行機の乗客83名がホントにボーイング社を相手取って訴訟を起こしたのだという。
これはSTEP 4の工程で、このまま放っておくと間違いなく、日本企業のせいになりそうだ。

あな、恐ろしき予想的中率。

83人の困ったさんに世界の注目と軽蔑の眼差しが集まっている。

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