<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地





プレッシャーに押しつぶされるような毎日からの脱出は旅行が一番効果的だ。
それも海外。
しかも東南アジア。

「東南アジアって、日本と比べるとスローでしょう。細かいところにこだわらないというか、アバウトというか」

というのはある紀行ライターの話。

東南アジアでも今時「のんびり」できるのは田舎にでも行かなければ体験できない。それだけ貴重な環境になりつつある。
紀行家の言うのはある程度当たっていなくもないがホントは競争が激しく、とりわけシンガポールやタイ、ベトナムなんかは向学心も高いし、プレッシャーも少なくない社会だと思う。
でも、日本と比べるとやはりホンワカした部分が少なくなく、日本人の私としてはライターさんの意見に同意するところもなくはない。

最近は海外旅行に出かけるのが難しくなった。
忙しくて時間が取れないのだ。
そういう時は関西空港へ行って、カフェでお茶を飲んだり、ショッピングモールを歩いたりして多少の海外気分を味わうことにしている。
日本で二番目に大きな国際空港だけに、雰囲気は明らかに日常と異なるからだ。

先日ひょうんなことから関西空港の展望デッキを訪れた。
いつもならターミナル1でブラブラするのだが、A滑走路北側にある展望デッキはめったに行かないので、ここぞとばかりにヒコーキ鑑賞をすることにした。
ここの5階、あるいは4階のテラスからは離着陸するヒコーキがよく見えるのだ。

暑い日差しの中、関空を離着陸するヒコーキを眺めていると、実に様々なデザインのヒコーキが離発着していることに改めて気づくことになった。
伊丹や羽田だと、どうしてもJAL、ANAが中心になり、珍しいのはなかなか見ることが出来ない。
尤も、羽田だとたまに政府専用機を見ることができるので、それはそれで価値はある。

で、関空で一番目立つエアラインはやはり話題のピーチエア。
白とピンクを基調とするデザインは緑色の芝生と灰色の滑走路、そして濃い青緑の海の色にものすごく映えるのだ。
関空はLCCが頻繁に飛んでいて、ピーチ以外にJetStarも飛んでいる。
JetStarは便数が少ないながらもダイヤを上手に組んでいるようで、1機が離陸していくと、すぐに次の1機が着陸してくることに気づいた。
なかなかリズミカルだ。



関空は国際空港なので、海外のエアラインも少なくない。
もちろんサンフランシスコ国際空港で着陸に失敗したあのエアラインも飛んでいる。
安全、危ない、色んなエアラインが飛んでいるのだ。
私が滞在している間にも、アリタリア航空、USエア、チャイナエア、中国東方航空、ANAにJALなど旅客便はもちろんのこと、UPS、Fedex、エバー航空など貨物便もひっきりなしに離発着している。
なかなか楽しい眺めだ。

関空の旅客便は北米路線が少ないのだが、貨物便は大半が北米路線。
貨物になってニューヨークやシカゴへ行ってみたい、と分けの分からない想像をしながら楽しむことができる。

ただ、想像はあくまでも想像でしかないところが辛いところ。
次回訪問のときは、ここにある機内食を食べさせるレストランに行ってみるとストレス改善効果はどれほどあるのか試してみたいと思ったのであった。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )