<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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5年間使い続けてきた会社のパソコンが古くなり、起動時間が異様に長く、PDFファイルを開くのも、やたら長いのでイライラしていた。
オマケにD社製デスクトップ型のパソコンだったので、本体のデカイこと。
その大きさ、シュレッダーみたいだ。

「なんとかして~」

と会社にお願いしていたのが、やっと通じて先月、私の手元に新型のノートPCが届いた。
新型といってもD社製。
デザインはイマイチにもならないイマサンの出来。
それでも中味は最新OSのWindows 7とMS-Office2010などがインストールされており、なかなかなものだと期待した。

で、当然のごとく、それらは期待しただけで、その操作性、機能は噴飯ものの製品なのであった。
よってこれらをガラクタOSシステムと呼びたいと思う。

なんといっても、直感的操作がほとんどできない。
どこに自分のファイルが入っているのかさえ、容易に探せない。
ネットからファイルをダウンロードしようとすると、いちいちセキュリティがなんだかんだと訊いてくるし、挙げ句の果てはPC素人の私にはトンチンカンな専門用語で、

「◯◯をインストールしていいですか」

みたいなことを訊いてくる。
知るかっちゅうねん!
◯◯という言葉は日本語なのか英語なのか、さっぱりわからない。
わからないのに「いいですよ」なんて言えないのだ。
もしかすると、「欲しい人、手をあげてください~い」という詐欺まがいのセールスで「は~い!」と手を挙げる人は「OK」ボタンをクリックするかも知れないが、マイクロソフトはそんな会社だったのか、と疑いたくもなる。
きっとマイクロソフト社内の符丁ではないかと思えるくらい、理解に苦しむメッセージなのだ。

Officeにいたっては、わざわざ使いにくくしたようなソフトウェアで、画面がカラフルになっただけでOffice2000のほうがよっぽどいい。
ワードは使いにくいし、Excelもどうしていいのか、暫く悩むことになってしまった。

結論としては「OSはXPのままで、Officeは機能重視で2000でいい。本体だけ新しいもの」というのが本音なのだ。
ワードもExcelも使いにくいので文書や表を書くだけに時間を取られる。
ただでさえ忙しいのにホントに迷惑だ。
なんのための最新OSなのか、ムカツイてくる。

ところで、夏前から業者さんにお願いして、あるWEB用アプリをプログラミングしてもらっているのだが、ここに来て急転。
もともとマイクロソフトのsilverlightなるソフトで組んでいたのが、無意味になりそうな気配なのだ。
というのもWEBの世界はいま、HTML5という言語の話題でもちきりで、このプログラム言語が来年あたりからの主流になることが濃厚なのだという。

SilverLightはマイクロソフトのソフトウェアなのでWindowsユーザーには問題ないのだが、これでWEBを作るとMacユーザーはもとより、iOSユーザー、Androidユーザーも正しい表示ができずに困るのだという。
そこへいくとHTML5はすべてのOSに対応するので、これがデファクトスタンダードになる様相。
つまりWEBの世界の発展で、マイクロソフトの治世が終わりを告げよる気配が漂いだしたということだ。

ともかく業者さんとどうするのか、いま、めちゃくちゃ重い課題に直面している。
投入した開発費はどうしよう?
新たに予算とるにはどうするの?
と、悩んでる。

使いにくいOSに、使いにくいアプリケーション。
そいでもって独裁統治の終了気配。

そこで、思い出すの1995年の何月号かは忘れたが、日経クリックに表紙に掲載されたキャッチコピー。
「さらばマッキントッシュ」
をもじって、
「さらばマイクロソフト」

Macは完全復活したけど、こんな使いにくくて高価なWindowsはこの世から消えるかも知れません。
たぶん。

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