<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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一番安くつく娯楽を求め、今日は大阪市立中央図書館を訪れてきた。

3時間強の図書館での滞在で、私は雑誌を三冊と建築関係の写真集を立ち読みしてきた。
ちなみに雑誌はちゃんと座って読んだのだったが、別の本を探している間に読書席を知らないヤツに占領され立ち読みを余儀なくされたのだったが、それは余談。

で、雑誌三冊のうち一冊は月刊科学誌「ニュートン」だった。
「ニュートン」は大好きな雑誌のひとつなのだが、科学の本というのはかなり微妙で、電車の中で楽しみながら読む本でもないし、かといって会社の休憩時間に読む本ではない。
ましてやトイレで新聞と一緒に読むもの躊躇われるものであることから、書店での立ち読みが定番になってしまう。
読みたい記事だけ読むというのであれば、これで十分なのが辛いところ。
出版社にとっては疫病神的な読者でしかない私ではある。

ということで、2009年5月号を読んでいて、大変な事実を知ることになった。

昨日、2月10日は「衝突記念日」なのであった。
記念日、というのは単に私がそう呼んでいるだけで、実際は誰も呼んでいないのだが、なんと昨年の2月10日に人類史上初めて地球の周回軌道上で人工衛星同士が追突事故をおこしていたのだという。

一方はロシアの軍事衛星。
もう一方は米国のインマル携帯電話の中継衛星だったそうだ。
双方の相対速度は秒速11.2km。
人は歩いているスピード(時速約4km)でぶつかっても痛いのに、秒速11.2km。
その瞬間はどんな光景だったのか、是非とも見たかったと思っている、変な科学好きな私なのだった。

で、この時の衝突で粉砕された破片が何万個とそれこそ秒速10kmとかいうスピードで地球の軌道上を飛び回っているのだそうだ。
これは恐ろしい。
小さな破片は銃弾や砲弾よりも早いスピードで地球を回り、他の衛星にいつぶつかるのか分からない状態なのだという。

ということで、昨日は衝突記念日。
野口聡一さんが無事、地球に帰還できることを祈ってしまったのであった。

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