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宇宙エンタメ前哨基地

<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム

理系女子、その真の姿

2014-06-07 15:21:43 | 科学・テクノロジー
今年前半の日本の科学の話題といえば「小保方さん」と「STAP細胞」。
2月だったか、出てきた時は彗星のごとくスターになって褒めそやされたが、4ヶ月経ってみると小保方さんは不出来なリケジョ。
STAP細胞は存在さえしなかった、ということになりそうで、多くの人々はガッカリ感と、やっぱり感が交錯しているに違いない。

それにしても、科学そのものよりも小保方さんのファッションや言動に話題が集中したのにはいささか情けない事件なのであった。
小保方さんの記者会見の化粧はどうのこうの。
小保方さんの服装はどうのこうの。
割烹着姿が科学者らしくないのどうの。
アイドルみたいでいいじゃない、というのがどうのこうの。

リケジョの輝ける星。
ということだったが、結局は三流大学の出来損ない学生がハッタリかました、というようなところに落ち着いてしまうようで、残念だ。
しかもその舞台が理化学研究所だけに笑うに笑えない雰囲気を国中に作り出している。

素材の使い回しはもちろん、コピペ三昧の論文は、まさに「アホ~大学生」に見る出来損ないそのものと言われても仕方がない。

私は、この小保方さん。
登場してきたときから、その雰囲気に若干の違和感を感じていたのだ。
どういうふうに感じていたのかというと、いささかパフォーマンスがすぎるのではないか、と思っていたのだ。
というのも、理系女子、いわゆるリケジョの優秀な人に、あまり化粧に凝ったり容姿にごだわっている人を見たことがないからなのだ。

これって失礼かもしれないので、予めお断りしておくと、あくまで私の周りにいるリケジョの方々には女の子女の子している人は少ない。
というよりも先端科学でガチンコしているリケジョには「おめかし」している時間などきっと無いに違いないし、おめかしに凝っているリケジョは勉強時間を無駄にしているダメダメ科学者という印象さえ受けてしまう。

例えば、京都大学の生物系のXY先生(仮名)は、その研究の世界では知らない人がいないくらい有名で、実に優れた科学者だ。
この先生、40代にも関わらず発言はハキハキし、まるで20代。
行動力、発言力ともにめざましく、我々も会議などで同席するととっても勉強になる。
恐るべしは飲み会に於ける酒豪家としての姿で、飲んでいても潰れない、という強者でもある。
しかし、神は二物を与えないというのはこのことで、XY先生は化粧っけゼロ。
おしゃれ感ゼロ。
話していると関西弁なのに、男と話しているのではないか、と思えるくらい気風が良くて江戸っ子のオッサンだ。

研究活動に邁進しているということは、おしゃれ?そんなことにかまってられないよ、という人でなければ大成することはできないのだろう。

また、大阪大学の院生S子ちゃんは今どきの20代の若者で、先述のXY先生よりはさすがに若いだけあって女の子している。
ケーキをごちそうすると喜んでくれるし、指導教官の教授への話し方もそこそこ可愛い。
ところが、少しく目を離すと、その行動力と威圧感はなかなかだ。
私の会社の30代目前の社員がラボで作業をしているとS子ちゃんにこき使われている姿を目撃することに鳴る。
彼女はニコニコ顔でやってきて、あれが行けない、これはどうしてなのか、知ってる?知ってない?いつまで対策できて、どうするの?というようなラボに於けるうちの会社の研究内容にかんすることを質問攻めしてオロオロさせる恐ろしいオッサンリケジョなのだ。
その姿は先程のXY先生の研究活動ぶりと同じような、遠慮なきオッサン的に姿を垣間見ることになり、割烹着を着て試験官ぷらぷら、なんてことはまず考える暇もなさそうだ。

ということで、他にも例を挙げると沢山あるのだが、リケジョで化粧に凝っていたり、ファッションに凝っている人を見たら、まずはタレント候補であると疑ってかかる必要がある。

なお、理系の場合、男子もイケメンはほとんどなく、髪はボサボサ、シャツはよれよれ。
徹夜作業もなんのその。
人の話も上の空。
学食で食べるものもテキトー。
という人が少なくないことを付け加えておきたい。

ほんまかいな。

おーい小保方さーん、小保方さあーんーーよー

2014-04-22 00:10:13 | 科学・テクノロジー
なんだか日本の研究者の地位もづいぶんと零落してしまったな、というのが「小保方事件」。
STAP細胞なる魔法の細胞の存在を確認したことを記者会見で発表し、一躍世界に名を轟かせたのであったがmその数日後には発表した論文に「修正した」写真の掲載は確認されるわ、他人の論文のコピペが見つかったわで、信用失墜。
ついにノーベル賞受賞者の責任者が頭を下げで詫びる事態に発展した。

これだけ研究者としていけないことを繰り返したのにも関わらず、どういわけか、世間はこの主犯小保方さんへの同情を隠そうとしない。
私はほんと「アホかいな」と思うのだが、私の親しい友人の中にも、
「彼女をいじめるな」
というような書き込みをFACEBOOKの中に正々堂々と描いたりする人がいるので愕然としてしまうことおびただしいものがあるのだ。

私も大学関連の仕事をしているので、研究者の皆さんと多少はお付き合いがある。
小保方さんと同じバイオ系の方も含まれている。
彼ら、あるいは彼女たちは非常に優秀で、日夜研究に明け暮れている。
ある研究員は早朝から深夜まで研究室にこもりっきりで研究活動に邁進し、自宅に変えるのは「寝るため」だけ。
まるで大手ゼネコンの現場担当者のような生活をしいているのだ。
研究者という職業は実は体力勝負であり、一見知的作業に観るのだが、実態は肉体労働そのものであり、かつ給料もどこかの国立大の教授職でもない限り安いという特徴も兼ね備えているのだ。

つまり好きでなければ勤まらない仕事なのだ。

小保方さんに違和感を感じるのは、こういう体力勝負の研究者という、科学の汗臭さが感じられず、どこかのテレビタレントのような雰囲気をたたえていることだ。
割烹着を着て、化粧をし、バシッと髪型を決めている女性研究者は、私は知らない。

他人の論文を失敬することはもちろん、「200回も再現しました」と言いながら人前では一度も再現しない実験結果をもってして、「この人を守ろう」という感覚が私には少々理解不可能な領域だ。

ということで、小保方事件は肝心の科学の話は消え伏せて、その人の人格や生活態度といった三面記事に走っているいたって非科学的状況に陥っているところが、科学の地位を著しくそこなっている品位になっているのではないかと、つくづく感じるのである。

グーグルグラスは売れない

2014-01-07 05:05:41 | 科学・テクノロジー
グーグルグラスが発売になるという。

グーグルグラスは眼鏡のように掛けて使用する電子デバイスで、モニター、カメラ、メモリなどが内蔵されている。
ちょうどスタートレッックのボーグの片目についているレーザー内蔵の暗視カメラみたいなものだ。
これを掛けて使うと、いちいちスマホの画面を確かめる必要も無いし、電話で話をするにも、自分の見ている景色を相手に伝えながら話ができるなど、いろいろな使い方があるらしい。

それにしても、こんなもの売れるのか。
かなりクエションだ。

というのも、ファッション性に難があることと、四六時中パソコンのモニタを眺めて過ごすことにもなるので意味はなさそう。
おまけにこういうツールを掛けたまま自転車や自動車を運転しようてなヤツが現れて事故が発生することも、起こる前から明らかだ。
法整備はまったく出来ていないので、

「掛けてて何が悪いんです」

ということになり、もめ事の種にもなりかねない。

ということで、グーグルグラス。
話題になっているほど売れないじゃないのかな。
という感じがしてならない。

地震速報の誤報とその時の心理

2013-08-09 20:53:01 | 科学・テクノロジー
「強い揺れが来ます。注意してください!」

会社の館内放送から緊急地震速報のメッセージが警報音と共に流れてきた。

「なんだなんだ、故障か?」
事務所内がざわざわしているとすこし遅れて携帯電話にもメッセージが飛び込んできた。

「奈良県で強い地震が発生しました。強い揺れに備えてください」

の表示が現れた。
誰かが言った。

「おーい、30秒後に来るらしい!みんななんかに捕まって」

緊張が走る。
10秒。
20秒。
30秒。
1分。

結局地震は来なかったのであった。

昨日の緊急地震速報の誤報は気象庁の「ごめんなさい」の一言で収拾したが、すべての電車が止まってちょっとした影響がでた。
それよりもなによりも、本当に緊急地震速報が鳴ったら、どういう気分になるのかということを実地にしることになって、そのほうが良い教訓になったのであった。
正直、気象庁に怒りに気持ちはない。
むしろリアルな訓練になったとの想いがひとしおである。

私の会社の大阪本社に勤務する社員の半分以上が何らかのかたちで阪神大震災を経験しており、中には震度7という揺れがどのようなものであるのか実際に経験したものもいる。
当時住んでいた堺市内の私の家は震度6のエリアで小さな本棚が倒れて、中学生の頃から大切にしていたプラモデルの箱が破壊され、ゴミクズと化した。

「地震や!起きて」

と叫んだあの日の朝のことを思い出し、正直気持ちのよいものではなかった。
ついでながら勤務している事務所は臨海部にあるため、

「津波、来るんやろか」

という冷静な声も聞かれた。
しかし、津波に備えて誰かが動き始めるということもなく、震源が奈良ということもあって津波よりも直下型の鋭い揺れに緊迫したムードを漂ったのであった。

私は自分の席で吹田にある大学の中にある自分の会社のラボへ行く準備をしていたのだが、
「奈良で地震やったら、いまから仕事が大変になるな。」
と神戸の時のことを思い出していた。
呑気に大学で学生相手に冗談を言っている場合やなくなるな。
と考えていたのであった。

地震が誤報であったことは、すぐさま緊張を解すことにならなかった。
もし本当に大阪を震度7や6強の地震が襲っていたら、と考えただけで背筋に冷たいものが走った。

地震速報の誤報はいろんな教訓を与えてくれた大きな事件なのであった。



ウィンドウズ8の衝撃

2013-06-04 18:24:46 | 科学・テクノロジー
昨日のネット版日経をiPhoneで検索していたら、
「誤算のウィンドウズ8,マイクロソフトに迫る落日」
という記事が載っていて、思わず読みふけってしまったのであった。

実のところ、私はまだウィンドウズ8の実物に触れたことがない。
会社ではウィンドウズ7のPCとMacBookを使用していて、自宅ではiMac。
なのでWindows8は家電量販店でも行かなければ見かけることはないPCだ。

記事によると、PCの出荷台数はすでにタブレットに抜かれていて現在主流のOSはAppleのiOSかグーグルのAndroid。
そこにはマイクロソフトの出番は無く、存在感が著しく低下しているのだという。
しかも、Windows8で製造された商品も結局はWindows7にダウンロードして出荷されるものが9割以上を占めているというのだから、マイクロソフトのOS販売はそのピークを過ぎたのは明らかだ。

業務にPCを使っていていつも感じるのは、あまり高機能を必要としないワークが多いこと。
私の場合、OfficeとIEとAcrobat Readerが使えればそれでよく、特別高度な能力は必要としない。
映像を加工したり、プロモーションビデオを作ったり、原稿を作成するのはMacBookかiMacなので、WindowsPCに求めるものはタブレットレベルでもやれば出来ない話ではない。
私のようなユーザーが多分半分以上いるのがWIndowsPCの世界だと思うので、きっとどの人もWindows8は必要ではなく、できればXPの安定性と安全性を向上させてくれればそれで良いと考えているに違いない。

数ヶ月前、ある人にマイクロソフトの未来戦略のプロモーションビデオを見せてもらったことがあるのだが、それを見ていて愕然としたのは新鮮さがあまりないことなのであった。
ほとんどがタブレットとフラットディスプレイによるアプリケーションによる生活スタイルなのだったが、マイクロソフトが最も太くとする分野であり、その映像のほとんどは現在のiPadや店舗案内などに使われている大型タッチパネルディスプレイがあれば実現できる話で、
「お~これはすごい!」
となるものでは無かったのであった。
むしろ、
「おーそおれがどうしたの?」
といった世界で、マイクロソフトのイマジネーション力の欠如に哀れさまで感じてしまったのであった。

記事では、この秋にマイクロソフトのOS戦略がはっきりするだろうと、締めくくられていた。
Windowsアプリを製作しているソフト会社の姿勢がはっきりするからだそうだ。
今や、WindowsアプリよりもiOSやAndroidのアプリの方が数が多い時代になっているそうで、ちょっとの油断が大木をなぎ倒す事態に発展しかねない。

IT産業は恐ろしく水物の世界だと思ったのであった。

ウィンドウズ8の失速

2013-02-25 06:35:18 | 科学・テクノロジー


プライベートではMacユーザーの私も、会社ではウィンドウズのユーザー。
私の使用しているPCは一昨年に買い換えてもらったDellのノートPCでOSはWindows7。
これが使いにくい。

ウィンドウズは直感的に操作しにくいという特徴を持っているが、これにMSーOfficeなどを組み合わせて使うと完全アウトの様相を呈してくる。
どこに使いたい機能のボタンがあるのかわからないのだ。
ヘルプの機能もないので使いたい機能はインターネットで検索することになる。
検索するとだいたいは見つかるので結構なのだが、問題はバージョンが違うと使い方が全く違っていて、イメージすることもできないことがあり、正直辟易とすすることが少なくない。

ウィンドウズがパソコン業界の標準OSになったことは、世界のコンピュータユーザーの不幸なのかも分からない。

こんなウィンドウズOSだが、昨年最新の8が発売され、パソコン業界は久々の活況に湧いていた、はずなのであった。
ところが昨日の日経の記事によると、ウィンドウズ8は完全な期待はずれとなり、売上にほとんど献身していないばかりか、どこもかしこもメーカーは販売予想を大幅に下方修正。
ノートPCがタブレットに圧されて苦戦していることに加え、ウィンドウズ8はユーザーにとって斬新さやメリットを感じることの出来ない内容のようなのだ。

そもそもウィンドウズOSには今の時代、決定的な欠点がある。
それは価格ということができるかもしれない。
正直、長年ウィンドウズと闘い続けてきたMacOSは今や2000円以下になり、タブレット用のOSについては無料の状態だ。
このような市場の中で、1本2万円も3万円もするオペレーションシステムを誰が喜んで買うであろうか。
正直言ってウィンドウズを買うお金で機種にもよるがアマゾンのKindleを複数台購入することができるのだ。

マイクロソフト社は市場の動向を完全に見失って巨大なガラパゴス状態に陥っているのではなかろうか。

終了時に上の写真のような画面がでてきて何分間もスイッチが切れず、なかなか帰宅させてくれないウィンドウズ7。
新製品が失速するのも無理はなかろうと思うこと、これ畢竟なのであった。

隕石はメテオ、メトロちゃうで

2013-02-17 18:08:27 | 科学・テクノロジー


ロシアの隕石騒ぎは今のところ、
「もし原子力発電所に隕石が落ちたら」
という不毛な議論に発展していない。
ある意味不思議だ。
1000年に一度の津波のダメージを予測できず福島原発の不備が指摘されている現在、何万年に一回の隕石の落下衝突を想定していなければ、やはりそれはそれで大きく問題ではないかと、二本で活躍している単純原発反対論者なら鬼の首をとったように叫び回るに違いないのだが、今のところそこまで想像力が回っていないのかもしれない。

原子力発電所は空対地ミサイルの攻撃を受けてもびくともしない、と私は中学生の頃から習っていた。
つまり北朝鮮やテロリストがいきなり攻撃してきても、ちょっとやそっとでは壊れませんよ、ということだった。
ところがミサイル攻撃にも耐えられるはずの原子力発電所は津波には太刀打ちできず、設計上の弱点である電気系統をすべて破壊され、大事故に発展してしまった。
この場合、ミサイルで電気系統を攻撃されていても同じ事が発生したに違いないだけに、原子力安全神話教育の限界を痛感しているところなのだ。

ところで、一昨日のような隕石がもし日本に落ちてきたらどうなるのだろう。
今回の隕石は直径17メートルぐらい、重量1万トン。
ちょっとした船が空から降ってきたという感覚だ。
しかも大気圏突入速度が秒速30kmだというのだから、石の塊の隕石には大気との摩擦には到底耐えられるものでもなかった。
秒速30kmというと大阪から東京まで、わずか15秒ぐらい。
これは恐ろしい。
この速度による位置エネルギーは如何程のものであろうか。
テレビでは隕石の衝撃度は広島原爆の30倍ということだが、そのまま地上にぶつかっていたらきっと大きなくぼみが出来、ロシアのあの街は根こそぎ残骸と化していたことだろう。

その隕石が原発を直撃したらと思うと、空恐ろしくなる。
尤も、巨大隕石が原発を直撃した場合は周囲数十キロから数百キロの地域が瞬時に全滅することが予測され、地球自体が危険にさらされ原発なんか、どうでもいいレベルになるのかもしれない。

ところで、隕石は英語でメテオ。
「隕石って英語でなんていうんか知ってるか?」
との質問を娘にしたところ、
「ん~~~~、メトロ?」
とのこと答え。
古のテレビ番組ならニアピン賞をあげたいところだ。

B787の連続トラブル

2013-01-10 06:46:47 | 科学・テクノロジー
B787がおかしい。
おかしい、というのは「面白い」という意味ではない。
トラブル続きで「変だ」という意味なのはいうまでもない。

飛行機の安全性に関する統計によると、飛行機は機種が新しいほど事故を起こす確率が少ない。
たとえばエアバスA320で事故に遭う確率は100万回に0.13回。
4000年間毎日乗って1回事故に遭う確率だ。
驚異的なのはB777で0回。
1996年の就航以来人身事故0の旅客機で空飛ぶ新幹線的安全性を誇っている。

これに比べて今はなきいにしえの超音速旅客機コンコルドは11.3回。
飛行機は新しいほど信頼性が高いのだ。

ということはボーイングの新鋭機B787はB777のそれを上回らなければ意味は無い。

機体はカーボンファイバー。
窓は1.6倍の広さで上昇下降しても客室内は気圧の変化も起こらない。
静かで快適。

そんなB787に連続してトラブルが発生。
正直、乗るのが怖くなるようなトラブルだ。

一昨日、ボストンの国際空港でJALのB787が電気系統に異常を来たしボヤを発生。
昨日は同じ空港で、JALの別のB787が燃料タンクのキャップが外れて燃料漏れ。
今日は今日とてANAのB787がブレーキ系統に異常をきたして山口宇部空港で欠航。
一体全体どうなっているのか、大いに心配になってくる新鋭機なのだ。

昨年日経だったか何かの雑誌新聞の記事でB787の最新技術について書かれていたものに目を通したときのと。
そこには数々の自慢機能と併せて機体の問題点も指摘されていた。
たとえばカーボンファイバー製の機体は軽くて丈夫だが、紫外線に弱くて硬化しやすく、硬化すると安物の塩化ビニールのように「パキッ」とひび割れるという。
電気系統のトラブルは開発段階から発生していて1号機がANAに引き渡されるちょっとまえに飛行中に火災が発生。
納期が遅れる原因になった。

ということで、昨年私も伊丹空港から羽田までB787に乗って「こりゃ快適!」と喜んだのであったが、飛んでる途中に燃料が漏れたり、火を吹いたらシャレにならないので、暫く静観したいと思っているところなのだ。
35%の部分が日本製のB787が「車輪の出ないことで定評のあるボンバルディア機」みたいにならないことを祈るばかりだ。

夢見る東大研究員

2012-10-17 06:55:16 | 科学・テクノロジー
人というのは自分の夢を空想しては楽しむクセがあるものだ。
特に男はそうかもしれない。

私は子供の頃、自分が「仮面の忍者赤影」に登場する忍者のひとりであったら良いのにと、よく夢想したものだ。
半ズボンに半袖シャツ。プラスチックの刀を背中に差して、「◯◯影参上!」と言っては、木に登ったり走り回ったり、コケたりした。
なかでも、華々しく登場したにも関わらず、イザというときに背中から刀が抜けないのに往生した。
刀の長さが長すぎて、子どもには抜くことができないのであった。
なぜテレビの赤影にはできて、私にできないのか。
この不条理には無性に腹がたったのを今も鮮明に覚えている。
余談だが、最近の子どもは何故おもちゃの刀で遊ばないのか。
映画などでアメリカ人のガキが刀を振り回して「Ninja!」なんて叫んでいるのを見ると、どちらが日本か分からなくなってしまい、正直悲しい。

また、スペクトルマンを見た時も同じだった。
私も怪獣Gメンのメンバーになって活躍したいと思ったものだ。そしてネビュラ78に向かって「変身願います」と言ったら変身させてもらえるんではないかと思ったものだ。
で、「ネビュラはどこ?」と真剣になって探したこともある恥ずかしい履歴がある。
さらにジャイアントロボのように腕時計に向かって「行け!ジャイアントロボ」と言ったら命令通り動くロボットがあったらいいのに、とも思った。
そうすれば□組の▽▽君をやっつけてもらうのに、などと夢想したのだった。

この夢想癖は中学になっても若干残ってしまい、深夜放送のSFテレビ番組を見てからは、
「ん~~~、『学校まで転送!』してくれたら便利やのに。でもそれって、非論理的やな」
と、オタク志向とものぐさ志向を助長することになた。

だいたいこういう夢想癖は「男はつらいよ」の寅さんのようにおとなになっても続く人がいるが、だいたいそれをネタにしたり、リアルな行動に移すことはない。
移せば変人扱されることは間違いなく、社会的地位も、家族も何もかも失ってしまうこと、これ畢竟だからなのである。

ところが、この夢想を実行に移してしまった大人が現れた。
よりにもよって東大の研究員だ。

「iPS細胞を使って手術しました」
なんて言っていたのは守口尚史特任研究員。
自称ハーバード大学客員講師。

東京大学というところ、日本の最高学府だがこういう妄想癖の人を研究員としてラインナップしているところはかなり情けないといえるのではないだろうか。
「勢いで嘘をついてしまいした」
とも言っているようだが、これが4月1日のニュースなら「あはははは」で済むけれど、ハーバード大にメイワクをかけて、東大に恥をかかせたこの責任はどうとるのか。
しかもそんな記事を真実思って載せてしまった読売新聞の記者の今後が最も注目されるニュースでもある。

どてらい科学者!祝、山中先生ノーベル賞

2012-10-09 23:28:22 | 科学・テクノロジー
小学生の頃、自分と同じような年頃の子供がテレビで「黒ネコのタンゴ」を歌っていると、「すごいな~」と思った。
中学生の頃、自分と同じような年齢の中学生が自身の父親の真似をして「ど~もすいません」などと落語をしていたりしたら、凄いけど「おもろないやん」と思った。
高校生の頃、自分とお同じ年頃の野球少年たちが阪神タイガースの本拠地で高校野球選手権をやっていたりすると、「上手いな。うちの野球部には無理やな」と感心した。
大学生の頃、自分と同じ年頃の大学生が「せ~こちゃ~ん!」などと叫んでいるのを見ては、「キョンキョンのほうがいい」と思ったものの情けなくなった。
そして今現在、自分と同世代の科学者がノーベル賞をもらったのを聞くと、「すごいな~、所詮私は中小企業のマーケティナー。そして研究員は研究員でも連携研究員の身の上よ」と自分を蔑んでしまい、若干情けなくなった。

ということで、関西人の京都大学・山中伸弥教授がiPS細胞の功績でノーベル生理学・医学賞を受賞した。

長らく、
「今年こそ、今年こそ」
と言われてきた人だけに、ようやくという感がなくはない。
とはいえ、栄えあるノーベル賞受賞者は日本人でこれが19人目だということで、アジアではもちろんトップ。
世界でも8番目だというので、これまでの私の「ノーベル賞は白豪主義」という偏見は切り捨てなければならないかもしれない事態でもある。

話は違うが、今年も日本人はイグノーベル賞を受賞しており、こちらは6年連続だという。
iPS細胞も凄いが、今年のイグノーベル賞の方が私には実用的だ。
今年のイグノーベル賞は「話しだしたら止まらない人の話を効果的に止める技術=おしゃべり妨害技術」に対して授与された。
こちらも世界の最先端の科学技術を研究する国立の産業総合研究所の栗田さん、塚田さんという二人の研究員にささげられたのだ。

おしゃべりを止める技術は、実は私の上司に是非とも使ってみたいと思う技術だ。
というのも、私の上司は会議でも商談でも、なんでもかんでも話しだしたら持論を展開しだして止まらないメイワクな人なのだ。
それも寄る年波のせいか、同じ話を何度も繰り返す。
落語の「住吉籠」に出てくる酔っぱらいみたいだ。
酔っぱらいならまだ酔いが覚めると静かになるが、私の上司の場合は酔っていないので、静かになりようがない、という深刻な欠点がある。

しかも困ったことに、上司の話は相手がどんなに偉い人でも止まらなくなるので周囲の者は迷惑だけではなく、ヒヤヒヤする。
仕事の関係でエラい大学のセンセイに会うこともあるのだが、話は人選ばない。
この話を止めるのはなかなか難しく、高度なテクニックを要する。

「もういい加減黙ったらどうです。」
「相手が迷惑しています。」
「それはともかく、あれはいいですね」

なんて直接的で変な止め方をすると怒り出すからやりにくい。

この「おしゃべる妨害技術」をこういうシュチュエーションで導入すると効果的に違いないと思ったのである。
それにしても国もこういう笑える技術に金を使うなど、なかなか粋ではないか。

そういえば中国人はデモでもなんでもガナリだしたら日本人だけではなく、世界中の人々が迷惑をするが、この中国人のデカ声がなりたて防止への有効な「武器」になるかもしれない。

で、なんの話だったか。
そう、山中先生である。
この先生、朝のラジオを聞いていたら正直言って医者としては優秀な人ではなかったようだなのだ。
手術をすると他人の何倍も時間がかかってしまうため、

「きみ、基礎研究に回ったらどないや」

冗談かどうかはわからないが、そんなことを言われたのがノーベル賞を受賞する研究を始める切っ掛けの一因になったのだという。
ともかくテレビで伝えられるその素顔は、ノーベル賞をとった偉い先生というよりも、話でウケを狙う関西人そのままで、なかなか親しみのわく、どてらい科学者なのであった。