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宇宙エンタメ前哨基地

<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム

不都合な真実→PCR検査は不正確

2020-08-17 09:06:16 | 科学・テクノロジー
「PCR検査? ダメです。あれは。」

と聞いたのは三日前。

なんでもPCR検査して結果が陽性になったから「コロナウィルスに感染した」とはならないそうで。
なぜか「コロナだ、コロナだ」と騒いでいるのが世の中なのだという。

なぜなら、
「PCR検査は『ウィルス』に反応するので普通の風邪ウィルスでもインフルエンザウィルスでも、そのへんに転がっている適当なウィルスにでも「陽性」と反応するから。」
なんだという。
PCR検査はウィルスに感染しているかどうかを診ることができるが、それが「新型コロナウィルス」であると見極める能力は乏しいか無いのだという。
つまりウィルスであれば何にでも陽性反応する。
それがPCR検査の真実なんだそうだ。

そう言われればそうなんだろうなと思うのは間違いだろうか。
酸アルカリしか確認することのできないリトマス試験紙で「この物質は塩酸です」みたいなことを言っているのが現在のPCR検査。
確かにウィルスを採って顕微鏡で見たわけでもないし、全DNA検査しているわけでもない。
コロナウィルス自体はそのへんに転がっている納豆菌と大差ない一般的なもので、似たような遺伝子を持っているものと「新型」を区別して特定するのは「多分無理」とか。
バイオ分析に詳しい人の話なので信憑性は低くない。
PCR検査を信じて良いのかどうかという疑問に対する答えのような気がしたのだ。

もしかしたら誰かがPCR検査で儲けようとしているだけなのかも知れないというのが現実かも知れない。



大爆発の記憶

2020-08-11 05:53:43 | 科学・テクノロジー
レバノンの首都ベイルートで発生した硝酸アンモニウム2700t余りの大爆発の映像は映画の世界が実際に起ったらどうなるのかというような光景を見せつけた。
そのインパクトはかなり巨大だ。
映画「ダイハード3」で街をぶっ飛ばすかも知れない爆弾を止めるシーンがある。
ブルース・ウィルス演じるマクレーン刑事がこの場でも奔走するのだが、ホントに爆発したら多分こんなことになっていたのだろう。

今回の爆発ですぐに思い出したのは5年前に発生した中国の天津のナトリウム大爆発。
小さな火事が発生してそこに駆けつけた消防隊が水を使って消火活動。
すぐ近くにアトリウムの塊が保管されているとはつゆ知らず。
ざあざあ消火活動を続けていたら水がナトリウムにかかって化学反応。
大爆発を起こしたという事故だった。
爆発したあとは大きなクレータができていた。
爆発の瞬間の映像も凄まじく40フィートの海上コンテナが宙を舞うその光景もまた映画の世界そのものなのであった。

天津の事故は場所が中国ということもあり詳細の映像やその後その行政がどうしたのかというような内容はなかなか伝わらなかった。
あれだけの事件なのに。
今も謎が多い。
事故を起こした新幹線車両を穴を掘って埋めてみたり、後に武漢ウィルスで世界に数十万人の死者を出すことになった中国だけに、都合の悪いことには蓋をしたに違いない。

一方今回のベイルートの爆発事故は様々な映像や写真、証言が取り上げられ、もし大量の危険物が不適切に管理されているとどういうことが発生するのか。そしてその被害はどうなるのか、ということの重要な資料となりそうだ。

大爆発というと私が大学生だった頃。
1982年8月に大阪堺市にあったダイセル化学工業でプラントの大爆発があり、工場から5km以上離れた私の家のガラス戸も地震のような強い衝撃を受けた。
「ドンッ!ガチャガチャガチャ」
「なんやなんや」
という感じだった。
我が家のガラスは無事だったが500mほど離れた駅前のパチンコ屋ではガラスが割れたと言って大騒ぎになっていた。
ダイセル化学工業はタバコのフィルタをほぼ独占的に作っている大手企業で富士フィルムはここのフィルム部門だった。
今はイオンモール鉄砲町店になっているが、近くを通ったりここで買い物をすると今もダイセル化学工業の大爆発を思い出す。

日本でもプラント設備の管理不備や時に危険物の違法管理で事故を起こすことがある。
中国やレバノンのようなところでは管理に関する法律もどうなっているのかわからず管理するためのライセンスも微妙なところがあるに違いない。

ちなみに私はナトリウムの爆発実験には立ち会ったことがある。
サイコロよりも小さなナトリウムをビーカーに入った水にポチャっと入れるとどうなるのかという観測だった。
最初はブクブクと気体を出すが、しばらくすると「バンッ!」と大きな音を立てて爆発する。
それをベニヤ板の防御壁に隠れて見ていたがベニヤ板を破るんじゃないかといささか心配になるくらいの迫力であった。

大爆発。
色いろな記憶を呼び覚まさせてくれる衝撃なのであった。


潔癖症

2020-07-05 22:25:42 | 科学・テクノロジー
ジャック・ニコルソン演じる映画「恋愛小説家」の主人公は極度の潔癖症。
手を洗うたびに固形石鹸1個を使用する。
つまり1回使っただけでその石鹸はそのままゴミ箱へ。
冒頭にそういうシーンがあるのでびっくりしてしまい、見ている観客はズズズっと物語に引きずり込まれるのだ。
私も引き込まれた。
この映画のストーリーはなかなか優れていて助演のヘレン・ハントも素晴らしい演技で確かアカデミー賞を受賞したように記憶している。

この映画のジャック・ニコルソンならずとも潔癖症の人は少なくない。
とりわけ新型コロナウィルスの蔓延で日本国内は1億総潔癖症という感じで少々行き過ぎではないかと思うところもなくはない。
どこでもアルコール消毒、どこでもマスク、どこでもゴム手袋、という感じだ。
外出から戻ってきたら即シャワーで、外出中はできる限り公衆トイレは使用しない。
電車に乗ってもつり革は持たずバランスをとって立ち続ける。
間違っても座席に腰を掛けるなんて大胆なことをしてはいけない。
もちろん外食はだめ。
どうしても食べたいときはコンビニでオニギリかサンドイッチを購入して包装ビニールを持った手で直接本体を触らないのが重要になる。
ペットボトルのお茶は奥から取り出し飲むときは栓のネジを綺麗に消毒。
ここでも流行りの紙コップのブレンドコーヒーを買ってはいけないのだ。

このままいくと来年の今頃はみんな宇宙服を愛用しているのではないか。
と大げさながら思ってしまう今日このごろなのだ。

リニア新幹線が費用対効果ほど速くない理由

2020-07-04 12:34:04 | 科学・テクノロジー
「それは新しいのぞみ」
「新大阪↔小倉間 1時間59分」
「新大阪↔博多間 2時間17分」
「300km新幹線 500系のぞみ、発信!」
(以上、石坂浩二のナレーションをイメージしてお読みください)

山陽新幹線が全通した1975年。
新大坂〜博多間の所要時間は3時間44分なのであった。
当時私は小学生で父のふるさとの岡山までたまに新幹線に乗車したが岡山までの所要時間は約1時間であった。
それが現在では45分。
ちなみに阪急電車で梅田から京都河原町まで特急で43分なので大阪〜岡山と大阪〜京都の所要時間はほぼ同じになっている。
で、新大阪と九州方面はとみると最速のぞみ号で新大阪〜小倉は2時間12分で新大阪〜博多は2時間28分。
CM当時より10分ほど時間が余計にかかるようになったのは新神戸駅と姫路駅または福山駅などに停車する時間が増えたことと500系がのぞみ号を引退したことが挙げられる。
恐らくダイヤの混雑度も影響しているに違いない。

過去最速だった500系はともかく現在のN700系ののぞみ号は新大阪〜博多間を553.7kmを148分で走り抜けるので平均時速は224km/h。
最初期の新幹線0系の最高速度が210kmであったことを考えると、すでに平均速度が当時の最高速度を超えていることになる。

それでは東京〜新大阪はどうかというと、現在の最速のぞみで2時間30分。
実距離は515.4km。
平均速度は206km/h。
こちらも当初の最高速度に近い速度に達している。
東海道新幹線が山陽新幹線より遅いのは都心の地下鉄並みの混雑ダイヤとカーブの多さが原因で、最高速度が285km/h抑えられている結果だ。
山陽新幹線は最高速度が300km/hなのだ。

このN700系は数年前に外国メディアと鉄道関係の要人を招いてデモンストレーションに使われた時、京都〜米原間を時速340kmで安定して走行。
多くの鉄道ファンをびっくりさせた。
「これは早い。」
と。
そして、
「リニア不要なんとちゃうの」
という声が数多く出てきた。

現状よりも50km/hも早いN700系のデモンストレーション速度で東京〜新大阪を走ると単純に比較して現在よりも30分ほど短縮することができて所要時間は2時間ジャスト。
これが東北新幹線はやぶさ並に時速360km/hで走行すると2時間の壁を突破する。
冒頭の山陽新幹線のCMの新大坂〜小倉間のセリフが新大阪〜東京間になるわけだ。

新幹線の技術はリニアの開発が進んでいる中でも進歩を遂げた。
その最大のポイントは「乗り心地」「スピードアップ」だ。
ところがもっと大きなポイントが新幹線にはある。
「高度な互換性」
なのだ。

新幹線は東北上越新幹線と東海道新幹線こそ接続していないが電圧を除くと線路幅は同じで異なる新幹線路線に乗り入れることができる。
また軌道を3本レールで対応することで狭軌の在来線部分へ乗り入れることも山形新幹線以来一般化していて、技術的にも問題はない。
東海道新幹線もダイヤさえ組めば東京から鹿児島まで乗換なしに移動することも可能なのである。

リニアはこれができない。

独自の軌道を走行するため新幹線も在来線もその線路の上を走ることができない。
名古屋まで開通させても乗り換え時間を考慮すると東京〜大阪間は航空路に勝てない。
まして岡山、広島方面は乗り換えがめんどくさく航空路に圧倒的な軍配が上がるだろう。

私は大阪から名古屋へ行く時、近鉄特急を利用するが新幹線との乗車時間差1時間はあまり気にならない。
同様のことがリニアにも言えるのではないか。

9兆円を越えるという工費をかけるのであれば、他に優先度の高い使いみちもあることだろう。
ましてや必ず会って話をしないと行けない時代、社会ではなくなってしまった。

1時間縮めるためだけに9兆円もかけるんですか。
費用対効果に大いに疑問があるところだ。

リニア新幹線工事阻止の根拠

2020-07-03 18:49:02 | 科学・テクノロジー
吉村昭著「闇を裂く道」はJR東海道線の丹那トンネル工事を描いたノンフィクション。
私の好みの一冊だが、この丹那トンネルが苦難の工事の末に完成したことをこの本で知った。自然に立ち向かう人間の力と人間が破壊する自然の貴重さの両方が根幹を成していてこの物語の魅力となっている。

丹那トンネルは全長7.8km。
熱海側の入口部分に若干のカーブがある以外はほとんど直線である。
この一見簡単なトンネル。
掘るのに実に16年もかかったのだ。
着工は大正7年で完成は昭和9年。
もともと蒸気機関車で牽引された列車を想定して建設が開始されたのだが、開通したときの一番列車は電気機関車に引かれた大阪行きの特急だった。
東海道の基幹路線はすでに蒸気から電気の時代に変わっていた、というぐらい時間がかかった。

途中いくつもの崩落を経験し亡くなった作業員は67名に上る。
度重なる出水は丹那トンネルの上にあった豊富な水源を干やがらせ特産をわさびや稲作を中心に農業に甚大な被害を及ぼした。
この現代でいうところの環境破壊は凄まじく、いまは農地としての価値はなく住宅地などに変わっている。
当然国がこの農業被害に対して見舞金を交付したわけだが、破壊された自然は戻ってくることはなかった。

トンネルが貫く7.8kmは、丁度伊豆半島が本州にぶつかっている根本にあたり地形は複雑だ。
太平洋プレートに押された伊豆半島と大陸からの本州がぶつかったところにあたるためエネルギーが蓄積された結果として活断層が多い。
丹那トンネルにも活断層が一つ横切っているのだが、これが工事途中の昭和5年に動いた。
北伊豆地震と呼ばれる大地震で、瞬間的に動いた地層は掘られていたトンネルを閉じてしまった。
幸いに作業者がいない時間帯での発生だったため被害者はいなかったが、掘っていたトンネルが一瞬で寸断され数メートルもズレてしまうという驚くべき地震は、この丹那トンネルの安全性が100%ではないということを私達に教えてくれているのだ。
熱海側入り口のカーブは、この地震のための設計変更で生まれたカーブなのだ。

リニア新幹線の静岡県内通過の工事申請が却下された。
環境アセスメントが十分に議論させていない中、静岡県としては環境破壊とそれに繋がる天竜川の水源破壊を認めるわけにいかないというのがその理由だ。
リニア推進派には、
「静岡県に駅ができない嫌がらせだ」
と叫んでいる人達がいる。
その人達は丹那トンネルで静岡県がいかに苦悩したのか知る必要がある。
一度掘ったトンネルの穴は容易に埋め戻すことなどできないのだ。
まして、今回はその中が誰にもわからない南アルプスの地中深くを掘り進む。

もし大出水をして水源が枯渇したら。
地震が発生して軌道が塞がれ、そこに時速500kmの列車が突っ込んだら。
火災がでたら。
超高電圧の電流に問題が生じたら。
磁場は。
停電は。

リニア新幹線工事を阻止する根拠はいくらでもある。
推進する科学的根拠は説明されないので、静岡県知事の判断は今のところ正しい。

ファクターXの正体は?

2020-05-16 23:15:31 | 科学・テクノロジー
「日本政府の新型コロナウィルス対応は主要国中最低の評価だ。でも、なぜか封じ込めに成功している。それも他の先進諸国と比較するとダントツに感染者数も死者数も少ない。」

と報じたのは米誌ニューズウィークだったか他のメジャー紙だったか。

確かに日本政府のユルユルの対応はいかにも頼り無げに見えてしまう。
それは国民側の視線からは明らかなのはもちろんのこと、米国から見ても同様だったようだ。

この「なぜか感染者も死者も少ない」原因は誰にもわかっておらず世界のミステリーになっている。

今週発売の月刊文藝春秋では京都大学の山中伸弥教授がその原因の謎を「ファクターX」と呼んでいた。

「ファクターX」

他の国に比べると何もしていないように見える日本政府の対策は、統計的にも機能していることを証明している。しかもトップレベルの封じ込めを実現している。
その原因は何なのか。

ある人はそれをBCGワクチン接種で得た免疫力ではないかと予想する。
またある人は昨年暮から多くの中国人観光客に接した日本人が自然免疫をすでに獲得しているためだと予想する。
その他、極度の潔癖症。
キスはもちろん握手もせずに一定距離を置いてお辞儀をするだけの挨拶文化。
靴を脱いで家に上がる習慣。
春先のマスクはあたりまえ。
などなどなど。

ワクチンの開発と同様に「ファクターX」の正体を突き止めるのも重要な研究テーマなのかも知れない。

サンワサプライのフィルムスキャナー

2020-05-10 11:58:48 | 科学・テクノロジー
このGWの間に時間ができたのでフィルムスキャナで35mmポジフィルムをデジタル化する作業をしようと思ってソフトウェアを立ち上げた。
実に数年ぶりに起動させるソフトなのでちゃんと動くか心配だった。
で、結果的にソフトは立ち上がらない、スキャナは認識しないで何も出来なかったのだ。

メーカー名はサンワサプライ。
機種は400-SCN006。

メーカーのWEBサイトを見たらすでに販売終了品で、最新のサポートはしていないようだ。
なんでもMac0Sは10.6までしか対応していないという。
今使っているiMacのOSはMacOS 10.14。
ずいぶんと古いバージョンまでしか対応していなかったようだが、私がこのスキャナを購入したのは5年ほど前。
その時すでにMac OSは10.9ぐらいまで進んでいたはずで、最新OSに対応していない旨、そのときに書いていたのかどうか記憶にないが随分と不親切なものを買ってしまったものだと後悔した。

製品単価が1万円以下の安いスキャナだったのですぐに使用を諦めてもいいのだが、そこは自腹を切って購入した製品。
たとえ1円でも出していたらちゃんと使いたいのが人情だ。
そこでWEBサイトを見てみるとWindowsなら10でも動くようなことが書いてある。
早速CADを使うときだけ使うWindows10マシンを立ち上げ接続。
ソフトをインストールして起動させた。
ソフトは起動するがスキャナは認識しない。

なんでやねん。

一旦電源を切って、スキャナをつないだまま起動したり、Windows10のコントロールパネルからデバイスを一旦削除してソフトを入れ直したりしてみたがスキャナのランプは付くが認識しない。
システムチェックをしたらPCはスキャナを認識しており、ソフトが認識しない状態になっていた。

なんじゃい、これ。

という感じだ。

結局半日ほどあれこれやってみたものの使い物にならず。
以前はスキャンできたが、もはや使えない代物だ。

サンワサプライの無責任なのはWindows10でも使えるように書いているがトラブルに対するQ&Aはいっさいないこと。
どういう考え方をしているのかはなはだ頭にくる。
新品を買おうかと検索しても出てくる安価なものはサンワサプライばかり。
この製品で駄目だから他のを買っても無事に動く補償もないだろう。

デジカメを始める以前のスライド写真。
かなりの量があってデジタルにしておきたいのだが、大枚はたいて富士フィルムのラボに頼むか。
大いに悩んでいるところだ。

テレワーク、テレビ会議の服装

2020-04-08 19:55:05 | 科学・テクノロジー
テレワークということでテレビ会議の機会が増えた人も多いことだろう。
自宅でPCの画面に向かって色んな人と会話を交わしている光景が想像されて一昔前のSF映画みたいだ。
実は私は3年前に脱サラしてから最初に取引をしてくださったお客さんが東京に担当部門があったこともありFACE TIMEを使ってやり取りをしていた。
お客さんもそういうことに手慣れたオフィスメーカーだったこともある。

PCの画面越しに、
「お世話になります」
「じゃ、始めましょうか」
「そうしましょう」
「さっきメールで資料を送ったんですけど、見られます?」
「大丈夫です」
てな具合に。

直接ミーティングを実施するため大阪〜東京を往復するとどうしても交通費で3万円近くもかかってしまうのでFACE TIMEの安直さに結構助けられることになった。

仕事場は娘とシェアをした。
居間で仕事をしたりすると家の中を暴露することにもなったしまいあまりよろしくない。
幸いに受験が終わったばかりの娘は父親が脱サラをして自宅で仕事をすることを悪しとせずシェアを許してくれたのだった。
私は壁を背にしてデスクを設置してその上にiMacを設置。
その背にした壁が白いクロスが貼られていてテレビ会議の背景としては申し分なしなのであった。
仕事時間である日中は娘も大学へ行っていて私一人仕事に集中することができた。

問題は服装なのであった。

自宅とはいえまさかTシャツ姿で会議に出るわけにいかず、かといってネクタイ締めてスーツを着るのもなんだかバカバカしい。
そこで選んだのはカジュアルで気の利い白いコットンのシャツだった。
これはカミさんの評判も良かった。
普段着にしてもいいし、工業デザイン系のお仕事をする人としても、ま、まずくはないファッションだった。
ということで私はその服装で毎回打ち合わせに臨んで円滑に職務をこなしていたのだった。

ただし上半身しか写らないということもあり下はいい加減だった。

上半身はバチッと決めていたものの夏だったこともあり下半身は半ズボン、娘が留守にしていることを良いことに時にはパンツ一丁というときもあった。
が決してバレることはなかったのだ。
当たり前だ。
注意点は一つだけ。
話している途中で立ち上がらないこと。

今、在宅勤務でテレビ会議というパターンも少なくない。
世間ではどれぐらいの人が往年のコント55号のコントよろしく上だけバチッと決めて下半身をパンツ一丁で会議に臨んでいるのか。
大いに知りたいところだ。

BCGの効力に世界が注視

2020-04-02 08:06:40 | 科学・テクノロジー
新型コロナウィルス対策として先月の末頃から俄にBCGに注目が集まっている。
BCGは日本人ならほとんどの人が受けたことのある予防接種。
その目的は結核の予防なのである。
結核は今も国民的な伝染病で患者数は少なくない。
その昔は不治の病で患者が出た家は近所から敬遠された。

宮崎駿の映画「風立ちぬ」の中で主人公の嫁さんが終盤結核で亡くなるので若い人もその病気の恐ろしさを知っていることだろう。

この結核予防目的で接種するBCGは実は結核以外の伝染病にも有効であることが現在わかってる。
毒性を弱めたものとはいえ野口英世の命を奪った黄熱病。
ハンセン氏病。
など。
いずれも致死性あるいは社会性に問題のある伝染病だ。
これらに有効に作用することが確認されている。
さらに肺炎を負った高齢者に投与した例では投与していない人に比べて3倍以上の治癒力が臨床の現場で確認されているという。

今回、世界的危機に陥れている新型コロナウィルスにこの歴史あるワクチンBCGが有効かもしれないという統計があり、俄に世界中で注目を浴び始めたというわけだ。

もともと日本やポルトガルなどパンデミックが発生している国と隣接国でなぜ患者数が少ないのかという疑問が医療の世界で疑問視されていた。
とりわけ日本は東京や大阪といった人口密集地で満員電車や繁華街の雑踏があるにも関わらず感染者数は人口比でいくと欧米に比べて劇的に少ない。
その謎が、どうもBCGにあるのではないかと各国の研究機関が気づき始めているという。

パンデミックが発生しているイタリア、イギリス、スペイン等ではBCGの接種をしていない。
ところが数千人の死者を出しているスペインの陸続きの隣国ポルトガルは患者数が劇的に少ない。なぜならポルトガルはBCGの接種を義務付けているから。

このデータはブラジルにも当てはまるらしく、その患者数は発生している国の100分の1から1000分の1。

オーストラリアなどの臨床試験結果が待たれている。

マスクなしで電車に乗るな!

2020-03-29 07:38:05 | 科学・テクノロジー
電車や店舗でマスクなしで過ごしえいる人が多いことに驚き、憤りを感じることが少なくなくなった。
マスクを入手するのが難しいとはいえ、多くの人が繰り返し同じマスクを洗濯して使用したり手作りマスクを使ったりしているのにマスクもせずにお喋りに興じている人たちを見つけると「出ていけ!」と言いたくなる瞬間があるのが正直なところだ。

私が利用している最寄りの鉄道路線はJR阪和線。
JR阪和線は昨年のダイヤ編成で特急を除く車両がすべて223系または225系電車に統一された。
ステンレス製で高性能インバータを搭載。
最高時速は130m/h。
走行音は静かで早い。
首都圏を走る国電のお下がり。ボロボロの木造電車が走っていた頃とは大違いである。
新型車両に統一されてロングシートの座席の電車が一掃されてしまった。
つまり窓に背中を向けて座る山手線や大阪環状線のような電車のシートではなく特急車両のようなクロスシートになったのだ。
このため乗客は向い合せで座ることが少なくない。

この時、座った正面の乗客がマスクを付けていないと、正直言ってかなり気持ち悪い。
マスクを付けずにスマホでゲームやLINEのチャットに興じ行っている人たちが多いが隣同士座ってお喋りしている人たちも少なくない。
一昨日も仕事の打ち合わせで大阪市内へ出ようと電車に乗ったら向かい側にマスクを付けていない大学生ぐらいの男が座りスマホでゲーム。
しかも時々鼻をすする。
気色悪いので足で蹴り出したい衝動に駆られたが、そんなことをしたら私のほうが犯罪になってしまう。
たまたま次の駅で別の座席が空いたのでそちらに移って、この男から離れることができたのだった。

この人達は今の状況をどうかんがえているのだろうか。

今、日本以外の先進国はコロナウィルスで数万人の患者を出し、数千人の死者を出している。
日本は辛うじてそのような状態に陥ることが防がれている唯一の国だ。
この一つバランスを崩すと倒れてしまいそうな危機的な状況を押し留め、改善に持っていくには防疫しかない。
その最も基本的な手段がマスク。
マスクでウィルスの侵入を防ぐことはできないが、自身の飛沫を周囲に飛ばすことを防ぐことはできる。
いわばマスクは他人への配慮なのだ。
マスクを指定ない人たちは故意になのかアホなのか、その概念にかけている。

今、病院や一部の公共施設では入館時に体温チェックや消毒が実施されている。
電車とて同じこと。

マスクしていない人たちの公共交通利用は拒否する必要があるんじゃないか。
臨時に法律でも定める必要があるんじゃないか。

そう思われてならない状況になったきた。