平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

山本太郎参議院議員の問題行動について

2013-11-01 12:54:23 | 政治問題
時間がないので簡単に。
山本太郎の行為は明らかに天皇の政治利用だ。
山本太郎は参議院議員の職を即刻辞するべきである。
田中龍作なる三流ジャーナリストが、平成の田中正造だと讃えているが、とんでもない。似て非なるものだ。
ジャーナリストとしての自覚があるなら少しくらい調べて記事を書け。
田中正造は明治34年10月23日に衆議院議員を辞職し、同年12月10日に直訴している。直訴するために議員を辞めているのだ。

田中正造のよき理解者だった木下尚江は著書に次のように書いている。

翁が始めて直訴を行った時、世間はこの事件の成行を懸念して重大視した。
然るにたヾ一夜警察署に泊まったのみで、翌日翁は仔細なく開放された。
世間は再びその案外の軽易に驚いた。
これは政府側の熟慮の結果で、「狂人」として取扱ったものだ。
以後、田中正造の言行一切が「狂人」として無視されることになってしまった。
『政府の野郎、この田中を狂人にしてしまやがった』
と言って、翁は、笑ふにも笑はれず怒るにも怒られず、その奸智に嘆息されたことを、僕は覚えて居る。
僕は翁の直訴には終始賛成することが出来なかったが、その行き届いた用意を聴くに及んで、深き敬意を抱くやうになった。
『若し天皇のお手元へ直接差出すだけならば、好い機会が幾らもある。議会の開院式の時に行えば、何の造作も無い事だ。
然しながら、議員の身でそれを行ったでは、議員の職責を侮辱すると云ふものだ
翁は粛然として曾てかう語った。


【参考文献】
木下尚江:神・人間・自由/木下尚江集、筑摩書房