平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

胃ろう雑感

2012-02-07 22:41:07 | その他
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/02/07/kiji/K20120207002587210.html

腹部に開けた穴に栄養剤を送り込む「胃ろう」措置を受けた患者を「エイリアン」に例えた自民党の石原伸晃幹事長の発言をめぐり、小宮山洋子厚生労働相は7日、閣議後の記者会見で「病気の方、ご家族に不快な思いをさせる言葉の使い方は慎重であってほしい」と批判した。
胃ろうは口から食事を取ることが困難な高齢者や重症の患者に対して行われる人工栄養法。小宮山氏は、2008年に亡くなった父、加藤一郎元東大学長が、最後の1年間、胃ろう措置を受けていたことを明かし、「胃ろうのおかげで命をつなぐ患者さんがたくさんいる」と強調した。
石原氏は6日の民放番組で、胃ろう措置を見学した際の感想として「人間に寄生しているエイリアンが人間を食べて生きているみたいだ」と発言した。


石原伸晃の発言はあまりにも酷い。人間の口から発せられた言葉とはとても思えない。父親の慎太郎は、東北地方太平洋沖地震の際に、「津波をうまく利用して、我欲をうまく洗い流す必要がある。積年にたまった日本人の心の垢を。これはやっぱり天罰だと思う」と言った。この親にしてこの子あり。どちらも人間の心を持たない鬼畜である。石原父子についてはこれで終わり。魂の腐敗が伝染するのでこれ以上言及しない。

ここからは、終末医療について私の考えを述べる。
私は、胃ろうであれ、人工呼吸器であれ、延命できるのであれば使うべきである、と思う。
助からない患者を徒に延命させるのは人間の尊厳を損なうという声をよく耳にするが、この意見に賛成しない。そもそも、人間の尊厳とは一体何であるか、私には分からない。私は、延命のためだけの生であっても延命することに意義があると思う。人がこの世に生を受けるのは奇跡だ。人は出来るだけ長くこの世にいて、この奇跡を全うすべきである。そのためにどのような手段(胃ろう等)を用いてもかまわない。私はそのように思っている。