北朝鮮の建国の歴史というのは
いわば建国神話と呼ぶべきものになっています。
北朝鮮では金日成という絶対的な指導者が
日本の植民地支配時代から
朝鮮半島で日本軍と戦い続け、
ついには勝利を収めて
北朝鮮という国を作ったという神話があり、
それを国民は覚えさせられています。
私たちはそうではないことを知っています。
日本が戦争で負けた後、
ソ連とアメリカが朝鮮半島に入ってきました。
日本が朝鮮半島から引き上げると、
北半分にはソ連がソ連式の国をつくりました。
それまでソ連軍の大尉として
ソ連軍と行動を共にしていた金日成を
北朝鮮に連れてきてトップに据えたのです。
金日成は戦争末期にはソ連の基地にいて、
そこで息子の金正日も生まれているのですから、
朝鮮半島で戦っているわけがありません。
おとなの教養 池上 彰 著
今、話題の北朝鮮という国の生い立ち、
とても興味のあるところ
池上さんがことも明確に
この本に書き記していただいた
こう明確に教わったのは
今が初めてのような気がする
学生時代の歴史の教科書には
詳しい記述があったのだろうか
それさえも記憶にない
日本列島支配の国が
北はソ連に南はアメリカに日本は降伏をした
その境界線が38度線、
初代のトップは金日生であること次が金日成
その程度のことしか記憶にはない
以後、北朝鮮は日本に対して
どういう感情を持っているのか、知る由もない
アメリカへの敵対視だけが甚だしく・・・
要するに金日成はソ連の思惑で
北朝鮮という国づくりをさせられたということ
自分たちの力で国を作ったという
歴史を自分たちで産み出したということ
そこことはしっかりとこの胸に収めておこう...!
早起き鳥
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