早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

北朝鮮、建国の歴史!

2017年09月20日 04時34分09秒 | 読書




 北朝鮮の建国の歴史というのは

いわば建国神話と呼ぶべきものになっています。

北朝鮮では金日成という絶対的な指導者が

日本の植民地支配時代から

朝鮮半島で日本軍と戦い続け、

ついには勝利を収めて

北朝鮮という国を作ったという神話があり、

それを国民は覚えさせられています。


私たちはそうではないことを知っています。

日本が戦争で負けた後、

ソ連とアメリカが朝鮮半島に入ってきました。

日本が朝鮮半島から引き上げると、

北半分にはソ連がソ連式の国をつくりました。


それまでソ連軍の大尉として

ソ連軍と行動を共にしていた金日成を

北朝鮮に連れてきてトップに据えたのです。

金日成は戦争末期にはソ連の基地にいて、

そこで息子の金正日も生まれているのですから、

朝鮮半島で戦っているわけがありません。



   おとなの教養  池上 彰 著



     








 今、話題の北朝鮮という国の生い立ち、

とても興味のあるところ

池上さんがことも明確に

この本に書き記していただいた

こう明確に教わったのは

今が初めてのような気がする

学生時代の歴史の教科書には

詳しい記述があったのだろうか

それさえも記憶にない


日本列島支配の国が

北はソ連に南はアメリカに日本は降伏をした

その境界線が38度線、

初代のトップは金日生であること次が金日成

その程度のことしか記憶にはない


以後、北朝鮮は日本に対して

どういう感情を持っているのか、知る由もない

アメリカへの敵対視だけが甚だしく・・・

要するに金日成はソ連の思惑で

北朝鮮という国づくりをさせられたということ

自分たちの力で国を作ったという

歴史を自分たちで産み出したということ

そこことはしっかりとこの胸に収めておこう...!



       早起き鳥




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歴史の真実

2017年09月19日 05時25分08秒 | 読書




 歴史は新しい研究結果によって、

次々に書き換えられていくものです。

「史実」と呼ばれているものは、

過去にさかのぼればさかのぼるほど、

確定させることが難しい。

だからこそ歴史家や歴史学にとって

チャレンジしがいのある領域、

ということになるのですが。


高校入試や大学入試では歴史を

暗記科目として勉強するので

私たちは歴史の勉強とは

定まった史実を覚えることのように

思い込んでしまっています。


でも史実を覚えることは

歴史にとって本質的なことではありません。

出来事と出来事の間に

どういう論理や因果関係が見て取れるのか、

残されている史実を読み解くと、

どういう出来事があったと推測されるのか。

そういったところに、

歴史を学ぶ面白さがあるのです。



   おとなの教養  池上 彰 著



     








 歴史と聞けば本当にトラウマ

学生時代を思い出すと

本当に悔しいけど、歴史は苦手

記憶力の乏しい僕には

苦痛でしかなかった


でも一夜漬けで必死に集中して

頭に叩き込み試験に臨んだ

試験が済めば見事に忘れたものである

こんな歴史が

将来何の役に立つのだろうと思いつつ

読書など全くせず、

部活の目標に全力で臨む毎日を過ごした


そして社会人となってから

読書の習慣が身につき

そして読み始めた歴史小説、

司馬遼太郎の数々の名作をむさぼり読んだ

こんな小説を通して

いろんな出来事の意味や人々の思いを感じ取る時

それがフィクションであったにせよ、

何とも言えない味わい深いもの・・・


歴史が新しい研究成果によって

次々に書き換えられていくものだとするなら

今持っている情報の中で

自分で想いを巡らせて

自分なりの史実を構成して楽しみたいものである


坂本龍馬が暗殺されずに生きていたら

後の時代はどうなっていたのだろうか

なんてことを思うとワクワクしてくる


       早起き鳥




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歴史は進歩する・・・?

2017年09月18日 04時19分10秒 | 読書




 第二次世界大戦後は

東西冷戦時代と言って、

世界はアメリカグループと

ソ連グループに二分されていました。

いつ核戦争が起きるかもしれない

という非常に深刻な緊張状態が続いていた。


だから1989年にベルリンの壁が崩壊したとき、

「やっぱり歴史は進歩するんだ。

やっと平和な時代が来るんだ」と、

多くの人が喜んだわけです。


ところが、その後の世界はどうでしょう。

現在の中東でもアフリカでも、

東西冷戦時代にはなかったような紛争やテロが

あちこちで起きるようになっています。

これは進歩でしょうか、退歩でしょうか。

こうした例を見ると、

もはや「歴史は進歩する」というような

一つの歴史観で世界を見ることは、

非常に難しくなっていることに気付かされます。



   おとなの教養  池上 彰 著



     








 「歴史は進歩する・・・・?」

などとは到底思えない

自分の今の暮らしを考えた時

便利快適であることは申し分ない

20年、30年前を考えれば

格段に人々の暮らしは豊かになった

でも人々の心はどうか?

と考えれば荒む一方


それは僕自身の問題であることはいうまでもない

「歴史は進歩する」

という常識に物申す立場でもないが

国家財政は歪んだままでもう元に戻しようがない

その歪んだ国家財政に支えられて、

今の僕たちの便利快適な暮らしが成り立っている



「科学は進歩する・・・」

そして技術革新は目覚しい

これだけ便利快適なのに、

より便利により快適に

そのうち、人間は動かなくなるような気がする

そのうち考えることさえ

しなくなるのではあるまいか

間違った方向に歴史が誘導しているような

気がしてならない

でもそれが神様の意思なのだろうか・・・


       早起き鳥




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記録の蓄積が戦争を遠ざける!

2017年09月17日 05時16分26秒 | 読書




 なぜ何度も戦争を繰り返すのか。

それは過去にどんな出来事が起こり、

どのようにことになると人びとが争い、

殺し合うことになるののかという

知見が蓄積されていないからではないでしょうか。

戦争や内戦になると、

記録を残すことが難しくなります。

その結果、記録の継承もできないので、愚

かなことが繰り返されるのはないかと思うのです。


ヨーロッパでもかつては

大変な殺し合いが起きました。

日本でも戦国時代をはじめ、

人びとが平気で殺し合いをした時代がありました。

過去の人類は、どこの場所であっても、

同じような殺し合いをやって来ています。

しかし、そのような殺戮合戦について

きちんとした記録を残し、

その愚かさや負の影響を学ぶことができた所では

しだいに争いが減っていくのです。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 人類の歴史といえば

本当に戦争の歴史と言って良いほど

争いが絶えない


その戦争という争い

避けることができるのなら避けて通りたい

でも自分の命が危機にさらされる

そういう状況におちいれば、どうするか

黙ってそのまま命を落とす

という選択肢はありえない訳で

戦うしかないということになる


自分の住んでいる地域に

強い兵力を持つ強国が

侵入して来たときどうするのか

戦うしかないそれは殺し合いである

こんなことの繰り返しが戦争の歴史


ヨーロッパの強い経済の国々が

侵略をしないようなってから、

戦争という争いが少なくなりつつあるような気がする


そして弱い国が強い国になろうと

いきがるのもまた戦争の火種である

足るを知る、

経済が強かろうが、弱かろうが、

今の幸せを感じて、

平穏な気持ちでさえいれば

争いなどこの世から消え去ると思うのだが・・・



       早起き鳥




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歴史とは勝者の物語...!

2017年09月16日 04時05分01秒 | 読書




 「聖書」であれ「古事記」であれ、

それを現在の私たちが読むことができるのは、

文字で言葉を書き残すことができたからです。

ということは、文字として記すことができなかった

物語や神話もたくさんあったに違いありません。

文字で書き記すことができた人たちが、

自分たちの起源に関する物語を記述することができた。

キリスト教社会は、

それをまさに真実として受け止め、

その物語に基づいて

人類の歴史をつくり上げていきました。


日本で「古事記」や「日本書紀」が編纂されたのは、

天皇を中心とした中央集権を確立する時期でした。

キリスト教も天皇制も、

いわば歴史の「勝ち組」です。

そうすると、歴史とは

常に勝者によって描かれてきた

勝者の物語なのではないか。

このように考えることができると思います。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 なるほど・・・

僕たちの祖先の人たちは

どうやって生まれて、

どうやって生きてきたのか

そしてその受け継がれてきた

知恵や習慣はどうだったのだろう

それらをひも解くのに

必要なのが古文書などの遺産

でもそれらはもちろん事実であり

大切な文化遺産であることはいうまでもない


池上さんがおっしゃるように

文字を書くことができなかった

人々はどうだったのだろう

この疑問など考えもしなかったけれど、

当然その人々の暮らしがあったはず

僕自身、記録を残していなければ、

僕の人生は死んでしまえばそれで没


ならば、勝者とはいえなくとも、

自分の一生をそして

何を考え何を信じて生きてきたのか

残しておきたいと改めて思った次第



       早起き鳥




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