早起き鳥 

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「ニッポン」に統一の動き...!

2017年09月29日 04時14分23秒 | 読書




 1934年に当時の文部省臨時国語調査会が

「ニッポン」に統一しようという決議を出しました。

でも政府に採択されなかったので

、結局、統一されないまま

両方が使われていくことになりました。


そして2009年に

政府はニホンとニッポン、

両方とも使われているので、

どちらかに統一する必要はない

という閣議決定をしています。


閣議決定ですから、

公式にニホンとニッポンどちらでもいい

ということに決まったわけです。


国の呼び方がふた通りある。

そして日常的な場所とあらたまった場所で

使い分けるというのは、

いかにも日本的な感じがします。


   おとなの教養  池上 彰 著



     








 2009年の内閣とは

早速、調べて見たら鳩山由紀夫内閣である

総選挙での民主党圧勝を受けて

誕生した民主党、社会民主党、国民新党の

3党連立内閣である


そんな時に出された閣議決定、

発議は文部省臨時国語調査会

調査委のメンバーがどういう立場の人なのか・・・

連立内閣誕生による政権交代が行われ

何か目新しい花火が文部省は欲しかったのかもしれない

きっと各省庁への根回しが不足していたのだろう

根回しの不足は致命的である


今の安倍内閣であれば

そんな馬鹿げた発議はしないだだろう

それにしても当時の鳩山内閣が

図らずも「ニホン」「ニッポン」

どちらでもいいことを国が公式決定

本当に国の呼び方を曖昧でかつ

どちらでもいい決定をするのだからすごい内閣である


とはいえ、オリンピックで日本選手を応援する時

「頑張れニホン・・・!」ではいかにも弱そうだが

「頑張れニッポン・・・!」は強そうだし、応援効果も格段

「ニッポンで生まれてよかった」より

「ニホンで生まれてよかった」と

さりげなくいうところに奥ゆかしさを感じる



       早起き鳥




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