早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

千里向こうの火!

2006年06月30日 03時34分33秒 | 読書


「千里向こうのロウソクの火を消してみよ!」
あなたならどう答えますか?
答え
(その場で勢い良くロウソクをフッと吹き消す動作をする」
この答えを咄嗟に出てこない人
→→千里という距離が壁となり自己限定をなってしまう人
  「神様の壺」立花 大敬

千里向こうの火を本当に消された方の話し
これはある禅の老師の実話で
その老師が庭を散歩しておられた時、
そこへ弟子が走ってやってきました
「たった今檀家のAさんの隣の家まで火が迫って来てるそうです」
それをお聞きになった老師はその弟子にコップに水を汲んで来る様に命じられました。弟子が持ってきますと、水に指を浸して、空中にパッパッと水を撒かれました。
するとその瞬間から急に火が弱まりはじめAさんの家は類焼を免れたのです
距離空間に対する自己制約、
大小に対する自己制約の想いが無くなれば
こんな風に何事も思い通りになる
 がんばれ早起き鳥
 

想像力と執念

2006年06月29日 02時11分45秒 | 読書


私は過ぎた事をいつまでも悔やまない
「失ったものは財産だけではないか…!
その分だけ経験が血や肉となって身についた」
ある日そう考えるとまた新たな勇気が湧いてきた

決して自画自賛している訳ではない
私が強調したいのは資金や設備が無くても
研究開発は出来るということである
どんなに時代がかわろうとIT全盛の時代になっても
開発者にとって一番大切なのは
想像力である
それをやり遂げる執念である
私は若い開発者にそういい続けてきた
  「魔法のラーメン発明物語」安藤 百福

早くなりたいの一心で泳いでいる人と
健康のためにそして老化防止のために泳いでいる人
同じ練習メニューを消化するにもさほど違いは見えない
しかし考えてそして悩んで一生懸命に泳いでいる人は
素晴らしいフォームに進化して行っている
シニアの場合、練習ではさほどスピードに差が見えない
でもひとたびレースとなれば雲泥の差として現れてくるはずである
手の指の爪の先まで集中して水をキャッチ
そしてそのキャッチした水を推進力に代える
そんな練習をしているひろし先輩が輝いて見える
 がんばれ早起き鳥
 

このザマァ、天罰だ!

2006年06月28日 03時46分34秒 | 読書


善悪は数の多寡で決まる訳じゃありあせんぜ
大勢の人間がそうと望むなら戦争だって善行ですかい
世の中の空気なんてものは政治家が企んで
テレビや新聞が異議なしと言やぁ
茶を沸かすより簡単にこしらえられるのもさ
悪い世間をはっきり悪いと言ってこそ善人だ
それをおめえさんはみんなでやってる悪行なら悪じゃあるめえと考えなすった
わかるかえ、先生

つまりいかな欲得があったにせえ
いかな事情があったにせえ
親分兄弟分に足並みそろえて賂を受け取ったおめえは
国を滅ぼしたあのころの代議士や軍人たちと
どこもかわらねえ悪党だ
もういっぺん言うぜ、おめえは運が悪かったんじゃあねえ
このザマァ、天罰だ…!
  「天切り松闇がたり(昭和任侠伝)」浅田 次郎

一税理士が国家権力に真っ向から立ち向かい
いかな弾圧にも耐え、正義を貫き
弱い立場の零細企業を支える姿
派手なスペクタクルも特撮もない
ありふれたテレビドラマのような…。
昨夜は久しぶりに映画の夜だった
ちょっと、その余韻を引きずっている
時代は変わろうと結局最後の悪党は官僚か…!
 がんばれ早起き鳥
 

失くした扇子

2006年06月27日 02時28分40秒 | 読書


「へい!お天道様と風と土と
これだけありゃ、人間は幸せなんです
そのほかのものはみんなおまけってわけで
それをわからせてくれる監獄は
まんざら悪いところじゃござんせん!」

「おっちゃんは盗人だから
そう言われたって困らぁ
ありがとうはお天道さんに言いない…」
  「天切り松闇がたり(昭和任侠伝)」浅田 次郎

川面の小波から飛び跳ねる若鮎
飛び上がった時の滴が川面に落ちる
また次の若鮎が飛び上がる
そして飛び上がり方、
ジャンプ一番!魚体が反り返って空中を舞う
なんと月面ムーンサルト…!
 ダイナミックで雄大で季節感あふれる
絵柄のそれはそれは素晴らしい扇子
手に入れたその日に失くしてしまった…!
それから一週間…!何の音沙汰もない
誰かの手に、移ってしまった
仕方ない…!あきらめよう。
今でも鮮やかに目に浮かぶ扇子のあの若鮎!
きっと誰かの手の中から飛び跳ねるだろう…!
 がんばれ早起き鳥
 

ここぞと言う時に!

2006年06月26日 03時50分16秒 | 読書


自分の弱さを直視できるだけの強さが無い者は
たくましい戦士になれない…!
親の気持ちも理解できる
「学費を14000ドルも払っているんだから
うちの子にも試合に出してやってくれ」
と言いたいのは良くわかる
しかし、とんでもない。
プレーをする権利はお前達が自力でつかめ
親の言いなりになる必要はない、
ここぞと言う時に男らしく立ち上がって
「僕はこういう風にしたい、こういうやり方を選ぶ」
ときっぱり主張しろ!
  「コーチ」マイケル・ルイス

「ひろし!何やってるんや?」
「はい、今から1時間ほどウオーキングです。」
「そうか、それはいい!俺はもう歩けんよ。」
「社長!まだまだ若いのにそんなこっちゃダメですよ
一緒に歩きましょうよ。一変に老けてしまいます。」
「わかってるんだ!でも俺って自慢じゃないけれど、
若いときは陸上トラックの選手だったんだ」
「社長、そういう昔、運動選手っていうのが一番危険です。
僕だって全然歩けなかったんだから!
一緒に歩きましょう。ゆっくり歩いても1時間も歩けば
それはそれは良い運動ですよ!社長!」
「わかってはいるけれど、やっぱり冷えたビールに枝豆だよ」
この人はダメだは、全然やる気ない!
老けて病気にでもなってから気づいても遅いのにな…!
 がんばれ早起き鳥